『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと伊藤佳子アナウンサーが、『南千住』を
訪れた模様をお送りしました。
今回の「南千住探訪」で、一行がまず最初に訪れたのは、かつて南千住に存在した
「東京スタジアム」の跡地。1962(昭和37)年にオープンした「東京スタジアム」は、
当時の大毎オリオンズのオーナー・永田雅一氏が「大リーグのボールパークのような
設備を持ちながら、庶民が下駄履きで通える場所にしたい」と、自らの夢を実現した
場所でした。ちなみに、モデルとなったのは、当時サンフランシスコ・ジャイアンツの
ホームグラウンドだったキャンドルスティックパークなのだとか。ナイター照明の眩い
光が辺りを明るく照らし、隅田川の水面にも煌めいていたことから、東京スタジアムは
"光の球場"と呼ばれるようになりました。 そして、1970(昭和45)年の10月7日、
当時のロッテ・オリオンズが優勝を決めた日が、この球場にとって最も幸せな一日と
となりました。しかし、翌年に球団が譲渡されると、スタジアムは閉鎖。現在、跡地は
「荒川総合スポーツセンター」になっています。
ちなみに、こちらの「荒川総合スポーツセンター」の中には、ほんのちょっとだけ
往時を偲ばせる展示がありますが、利用者の皆さんにインタビューしてみると、
ほとんどの方が、かつてここに野球場があったことは知らないようでした。
その後、かつての球場の跡地を歩いてみたところ、ここは元々「千住製絨所」が
あった場所だということが判明。 工場は後に民間に払い下げられ、1960年に
閉鎖された後に東京スタジアムが建設され、70年代半ばにはオリオンズが戻る
との噂もあったものの、結局土地は東京都の手に渡り、1977年にスタジアムは
解体されました。
そんな球場跡地周辺を散策していると、木型製作の「横溝商店」というお店を発見。
アポなし取材にも関わらず、ご主人の横溝知幸さんにお店の歴史や、お仕事の内容
などを色々とお話しいただきました。
しかも、お話を伺っていく中で、こちらの横溝さんが何と番組のリスナーさんである
ことも判明。こちらの非常に年季の入ったラジカセで、番組をお聴きいただいている
そうです。
そんな「横溝商店」を後にした一行は、都電に乗るために三ノ輪橋へと向かいましたが、
その途中で「ジョイフル三ノ輪商店街」に立ち寄ることになりました。
こちらでは、「藤野青果」という青果店にお邪魔し、絶品の漬物を試食&購入させて
いただきました。 その後、都電に乗り込み「ぼちぼち帰ろうか」と思っていたところ、
都電の中にあった広告に惹かれた一行は途中下車し、どじょう・ナマズ・鯨などを
楽しむことが出来るお店「どじょっこ」に向かうことに・・・というところで、今週は時間
いっぱいに。というわけで、この続きは、また来週お届け致します。お楽しみに!