『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと番組スタッフが『気仙沼』を
訪れた模様をお送りしました。
かねてからのご案内の通り、12月7日の午後11時に浜松町出発の
日程で、当番組では「リスナーさんと行く気仙沼バスツアー」を企画し、
気仙沼で美味しいモノを食べ、美味しいお酒を飲んで、ささやかながら
被災地の復興に貢献しようと意気込んでいました。
ところが、当日の午後5時18分頃、三陸沖でマグニチュード7・4の
地震が発生し、太平洋沿岸に津波警報がされ、一時は現地と連絡が
取れなくなる事態となりました。この事態を受けて「リスナーの皆様の
安全確保が大切」ということで、ツアーは残念ながら中止となりました。
しかし、邦丸さんとスタッフ一同は「こういう時こそ被災地に出かけよう。
そして、残念ながら気仙沼に来られなかったリスナーの皆様の代わりに、
1年9ヶ月余りが過ぎた被災地の模様を見て、電波を通じて報告しよう」
ということになり、取材の実施を決断しました。
そして、12月8日・土曜日の朝、東京駅発の東北新幹線に乗り込んだ
一行は、一関で大船渡線に乗り換え、一路「気仙沼」を目指すことに。
無事に気仙沼に到着した一行は、タクシーに乗り込み、とりあえず宿泊先の
ホテルへと向かうことに。その車中では、被災者の一人である運転手さんに
震災の際の様子や、前日の地震のことなどを色々と伺いました。
そして、ホテルに到着し荷物を預けた一行は、まずホテルのすぐ下にある
「おさかな市場」へ。ここでは、体の芯から温まる絶品のスープを試食させて
頂いたほか、東京では考えられないような安さで売られているお刺身などを
購入しました。
そのまま漁港へと歩いていくと、たまたまいらっしゃった漁師さんと遭遇。
その方からは、震災の際に目にした"火の海"の様子などを伺いました。
そうこうしているうちに、お昼時が近づいてきたので、一行は新鮮な魚介類を
求めて「復興屋台村」へ。すると、かつて文化放送をよく聴いてくださっていた
という、"さっちゃん"こと菊池幸江さんと出会ったため、菊池さんのお店である
「大漁丸」にお邪魔することに。こちらでは、絶品の海鮮丼をいただきながら、
菊池さんの震災体験や震災後の人とのつながりなどを語っていただきました。
菊池さんと「熊谷育美さんコンサート」の会場での再会を約束した一行は、
ホテルに戻り、震災の"語り部"である堺丈明支配人と共に、「鹿折復幸
マルシェ」へと向かうことに。堺さんによりますと、「寒くなって観光客が
半減している」とのことで、「ぜひ気仙沼に来てほしい」と語っていました。
また、「鹿折復幸マルシェ」では、村上健児事務局長に震災時の火災の
様子や、「人口が半分以下になっている」などといった現在の気仙沼の
様子を色々と説明していただきました。
その後、一行は堺支配人と共に、取り残されたままの「第十八共徳丸」を
訪れました。現地では、「共徳丸存続問題」で色々な意見が出ているそうです。
次回は、感動的な熊谷さんのコンサート、そしてボランティアの皆さんの
奮闘ぶりなどを中心にお伝えする予定です。