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オカリナ奏者「G.O.B」のファビオ・ガリアーニさんが登場!

『音楽マスターピース』では、オカリナ発祥の地であるイタリアより、10月23日に

オカリナ七重層によるナポリ民謡やカンツォーネの名曲集「ベッロ!オカリナ」を

リリースされました「G.O.B(ゴブ)=グルッポ・オカリニスティコ・ブードリーゼ」

のファビオ・ガリアーニさんに出演していただきました。

 

オカリナ.jpg

 

「G.O.B.=ゴブ」はグルッポ・オカリニスティコ・ブードリエーゼの略。その歴史を遡ると、

まず1863年に後の「G.O.B.」の7重奏に繋がる最初のオカリナアンサンブルが結成され、

1865年に「G.O.B.」として最初のコンサートが開催されました。そして現在のメンバーは、

オカリナ発祥の地であるブードリオの1978年創立の「ブードリオ・オカリナ学校」で教育を

受けた優秀な演奏家で構成されています。最近では、ブードリオのオカリナの古典的で

伝統的なスタイルの「合奏」のみならず「オカリナソロ」や「デュオ」、またギターやピアノ、

そして、今月23日にリリースされたアルバムの様にマンドリンやクラリネットが加わるなど、

様々な編成によるレパートリーが増え、ますます活動の幅が広がっています。

 

そんな「G.O.B.」はイタリア国内では1000回を越えるコンサートを行い、さらに海外でも

ヨーロッパや南北アメリカ、オーストラリアなどで積極的に活動しており、特に韓国では

2010年に3000人を越える観客を前に公演を行いました。

 

また、先日リリースされたアルバムでは、ロッシーニの「セビリアの理髪師」をはじめ、

ヴィヴァルディの「四季」、ワールド・ミュージックを演奏した「コンテンポラリー・アース」

なども独自の奏法で演奏しています。

 

そんな「G.O.B.」のメンバーであるファビオ・ガリアーニさんにニューアルバムについて

伺ったところ、「カンツォーネとナポレターネ=ナポリ民謡に対する敬意を表した作品。

このアルバムの様な選曲による録音は初めてであり、オカリナ7重奏という演奏形態

においても、新たな創造の可能性を考えながら制作した。 5曲目では女性ボーカルの

マルタ・アバーテマッテオさん、6曲目ではナポリ生まれの楽器であるマンドリン奏者の

セルジョ・ジジョッティさん、8曲目と13曲目ではクラリネットのコッラード・ジュフレーディ

さんとの共演を行っているほか、18曲目でエレキベースを中心にしたクラブ・ミュージック

との共演を行っている。伝統の枠に止まる事なく、新しい地平に飛び出していこうとする

作品。イタリアならではのオカリナの演奏スタイル--"合奏"のおもしろさ、美しさを十分に

伝えるアルバムとなっている」ということでした。

 

 

☆「G.O.B.」 リリース情報

ニュー・アルバム 「ベッロ!オカリナ ~ 美しきナポレターナ&カンツォーネ名曲集」が

リスペクト・レコードより税込み2,520円で好評発売中です。

 

☆「G.O.B.」 来日コンサート情報

来年2014年1月31日から2月4日まで来日コンサートが開催されます。

1月31日の兵庫から、滋賀、浜松と回って、2月4日には横浜市鶴見区民センター・

サルビアホールでコンサートを行います。

詳しくは、リスペクト・レコードのホームページをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.帰れソレントへ / G.O.B.

2.フニクリ・フニクラ / G.O.B.

3.「千と千尋の神隠し」のテーマ / ファビオ・ガリアーニ(生演奏)

4.黒い落とし子 / G.O.B.

以上の4曲でした。


 

中島ノブユキさんが登場!

『音楽マスターピース』では、作曲家・編曲家・ピアニストで、畠山美由紀さんら

多くのアーティストの音楽のプロデュースを手掛けられ、今年はNHK大河ドラマ

「八重の桜」の劇中音楽を担当されている中島ノブユキさんに出演して頂きました。

 

中島ノブユキさん.jpg

 

中島ノブユキさんは、1969年、群馬県のお生まれ。日本大学藝術学部を卒業後、

フランスに渡り、パリで作曲を学ばれます。 その後、ピアニストとして、作曲家、

編曲家として、映画音楽からJAZZ、POPS、広告音楽、クラシックなど、様々な

フィールドでご活躍です。そして、2005年頃より主に菊地成孔さん、持田香織さん、

畠山美由紀さん、ゴンチチなどの作品で、音楽監修、作曲、オーケストレーション、

プロデュースなどをご担当されました。また、以前このコーナーでご紹介した畠山

美由紀さんのアルバム「rain falls」では、アルバムのプロデュースとすべての曲の

アレンジメント、楽曲のご提供などをされました。 

 

その他、映画音楽として「人間失格」を、またアニメーション「たまゆら」の音楽を

担当。また、2011年よりNHK-BSプレミアムで放送の番組「旅のチカラ」のテーマ

音楽『その一歩を踏み出す』を担当されました。

 

また、近年は女優で歌手のジェーン・バーキンさんのワールドツアー「Jane Birkin

sings Serge Gainsbourg 」に音楽監督、ピアニストとして参加され、世界27ヶ国、

およそ80公演をこなされました。 そして、ジェーン・バーキンさんと制作したJane

Birkin + Nobuyuki Nakajima 名義の作品『 une petite fille 』が坂本龍一さんらが

立ち上げた被災地の復旧復興支援プロジェクト=kizuna worldより2012年8月に

発表されました。

 

更に、ソロアルバムとして『エテパルマ』『パッサカイユ』『メランコリア』などを発表。

去年4月にはご自身初のピアノソロアルバム『カンチェラーレ』をリリースされました。

そして、今年はNHK大河ドラマ「八重の桜」の劇中音楽を担当されています。

 

今回は、中島さんが手掛けられているNHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・

サウンドトラックや、中島さんのアルバム「パッサカイユ」から曲をご紹介頂いた

ほか、中島さんが最近よく聴いているという「グレイ・レヴァレンド」の楽曲などを

ご紹介いただきました。

 

 

☆中島ノブユキさん リリース情報

 『NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナルサウンドトラックⅢ』が、

 11月13日に発売になります。

 

☆中島ノブユキさん コンサート情報

 11月30日土曜日と12月1日日曜日に、「めぐろパーシモンホール 大ホール」にて

 「sense of quiet presents "THE PIANO ERA" 2013」が行われます。

 中島ノブユキさんは12月1日の公演にご出演され、11月30日には矢野顕子さんや

 ブラジルからアンドレ・メマーリさんもご出演されます。

 お問い合わせは、03-6310-9553(ノーヴァスアクシス)までお願いします。

 なお、詳しくはコチラをご覧ください。

 

 また、10月27日から11月16日まで、奈良、岡山、福岡、そして東京永福町を

 まわるツアーが行われます。詳しくは、コチラをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.八重 新たなる決意 / 中島ノブユキ

  (NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラックⅡより)

2.Everlasting / グレイ・レヴァレンド

3.our dream / 中島ノブユキ

  (NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラックⅢより)

4.秋のワルツ / 中島ノブユキ(アルバム「パッサカイユ」より)

以上の4曲でした。

 

 

『ジャズ・プロデューサー ジョン・ハモンド』

『音楽マスターピース』では、ジャズ評論家の青木和富さんに

出演していただきました。

 

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毎回、何らかのテーマに沿ってジャズの名盤をご紹介頂いている青木和富さんに、

今回はアメリカ音楽史に欠かせない重要な人物である『ジャズ・プロデューサーの

ジョン・ハモンド』についてお話し頂きました。

 

青木さんによりますと、「ジョン・ハモンドはレコード・プロデューサー、ミュージシャン、

音楽評論家として、1930年代から1980年代はじめにかけて活躍した人物で、特に

A&R担当者として新たな才能を発掘することを通して、20世紀のポピュラー音楽に

おいて、最も影響力の大きかった人物のひとりとなった。数多くのミュージシャンが、

ハモンドによって世に出され、あるいはキャリアを成功させることになり、その中には

ベニー・グッドマン、チャーリー・クリスチャン、ビリー・ホリディ、カウント・ベイシー、

テディ・ウィルソン、ビッグ・ジョー・ターナー、ピート・シーガー、ババトゥンデ・オラトゥ

ンジ、アレサ・フランクリン、ジョージ・ベンソン、ボブ・ディラン、フレディ・グリーン、

レナード・コーエン、ブルース・スプリングスティーン、アーサー・ラッセル、アシャ・

プトゥリ、スティーヴィー・レイ・ヴォーンらが含まれている。また、ジョン・ハモンドは

大富豪の息子で、子供の頃から黒人音楽が好きで、音楽誌のライター、その後、

CBSの名ジャズ・プロデューサーとして活躍。 元々はプレイヤー志向だったが、

新たな才能を見出しては世に送り出す事がライフ・ワークだった。モダンジャズには

ちょっと距離を置いていたようだが、ブルースを基盤にジャズやロックを受けとめる

視点は、ロックファンにはとっつきやすいものではないか」ということでした。

 

今回は、そんなジョン・ハモンドがプロデュースしたアーティストの中から、1915年

生まれの黒人女性ジャズ歌手で、サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドと並んで、

女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の1人に数えられるという「ビリー・ホリディ」の他、

ジャズ・バンド・リーダーで作曲家、鍵盤楽器の演奏者、そして、プロデューサー・

アレンジャーとしても活躍した「カウント・ベイシー」、ジャズ・バンドとしては初めて

白人黒人の混成バンドでコンサートを行ったことでも知られ、1930年代には「スウィ

ング王」として一時代を築いた「ベニー・グッドマン」、更に「ボブ・ディラン」の楽曲を

ご紹介いただきました。

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.STRANGE FRUIT / ビリー・ホリディ

2.April in Paris / カウント・ベイシー

3.Solo Flight / ベニー・グッドマン・オーケストラ feat. Charlie Christian

4.Blowin' in the wind / ボブ・ディラン

以上の4曲でした。

 

カルロス・ヌニェスさんが登場!

『音楽マスターピース』では、スペイン・ガリシア地方のバグパイプ=

ガイタ奏者のカルロス・ヌニェスさんに出演していただきました。

 

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日本では坂本龍一さんや矢野顕子さん、葉加瀬太郎さんとの共演や、

宮崎アニメ「ゲド戦記」のサウンドトラックなどでファンを魅了されている

カルロス・ヌニェスさんは、地元スペインではデビュー以来3作品続けて

プラチナアルバムを放つ実力派として知られています。また、8月には

2枚組のベスト盤「ディスカバー」が日本でも発売されました。

 

そんなカルロス・ヌニェスさんが、スペインと日本の友好400周年を記念

したスペシャル公演のために来日されたということで、スタジオにお越し

いただき、ベスト盤「ディスカバー」のお話を中心に色々と伺いました。

 

今回は、ベスト盤「ディスカバー」の中から、日本映画「星になった少年」

(2005年公開)のサントラ・アルバムのテーマ曲で、エンドロールにも

使われたという「星になった少年」を始め、ガリシアン・ジグとフラメンコの

サパテアードをつなげた短い曲「ジグとブル」、ベスト盤の最初を飾る曲で

笛だけの美しい曲である「ドーン」の3曲をご紹介いただいたほか、特別に

ブラジルのケルト音楽の生演奏まで披露してくださいました。

 

 

☆カルロス・ヌニェスさん リリース情報

2枚組のベスト盤「ディスカバー」が、ソニーレコーズ インターナショナルから

税込3000円で好評発売中です。

 

☆カルロス・ヌニェスさん コンサート情報

日本とスペインの友好400周年を記念したコンサートで、スペインの3つの

文化圏から豪華アーティストをお迎えしてお送りする、「カルロス・ヌニェス 

特別公演 ケルト~フラメンコ~チャラパルタ」が10月12日に開催されます。

会場は「すみだトリフォニーホール」で、チケットはS席6000円、A席5000円

、B席4000円となっております。

お問い合わせ・ご予約は、03-3498-2881(プランクトン)までお願いします。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.星になった少年 / カルロス・ヌニェス

2.ブラジルのケルト音楽 / カルロス・ヌニェス(スタジオで生歌唱)

3.ジグとブル / カルロス・ヌニェス

4.ドーン / カルロス・ヌニェス

以上の4曲でした。

 

韓国のボサノバ・アーティスト「ルシッド・フォール」

『音楽マスターピース』では、東京・渋谷にある深夜のワインバー

『Bar Bossa』の店主で、ボサノバの選曲者としても知られる

林伸次さんに出演して頂きました。

 

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今回は、以前「韓国のボサノバ」というテーマでお話しいただいた際にも1曲

ご紹介いただいた、韓国のボサノバ・アーティスト「ルシッド・フォール」さんに

ついてお話しいただきました。

 

ルシッド・フォールさんは韓国を代表する実力派、そして知性派のアーティストで、

ご本名はチョ・ユンソクさん。 1975年のお生まれで、ソウル大学在学時には

『ユ・ジェハ音楽競演大会』で銅賞を受賞。その後、1977年に「ミソニ」を結成し、

翌年、アルバム『Drifting』でデビューされました。『輝く秋、綺麗な秋』を意味する

「ルシッド・フォール」名義では2001年からアルバムを発表しており、2002年に

映画「バス、停留場」のサントラを手掛けると、その高い音楽性への注目が急速に

集まるようになります。その後、サード・アルバム「国境の夜」を2007年に発表

すると韓国を離れ、スイスの「ローザンヌ連邦工科大学大学院」に留学、博士号を

取得されます。また、帰国後には小説家として短編集を発表したり、ブラジル人

アーティスト、シコ・ブアルキの著作を韓国語に翻訳するなど、音楽の枠に止まらず、

活躍の場を広げています。

 

そんなルシッド・フォールさんと林さんの出会いは、林さんがツイッターでやりとり

している韓国人男性からCDを紹介され聴いたところ、一曲目の「あなたは静かに」

という曲で完全にノックアウトされたのがキッカケだそうです。日本盤が出ていない

ため、韓国盤を購入し、ほぼすべて揃えたところ、実はアイドル以外では韓国で

トップクラスの販売枚数を誇るアーティストだと知った林さん。その後、文化放送で

かけてみたところ、とても大きな反響があり、「Bar Bossa」でもたくさんかけるように

なったところ、ボサノバ関係者がいつも出入りするお店のため、ある親しいレーベル

関係者から「日本盤CDにしましょう」と言われ、遂に今月17日(木)に日本初となる

アルバムが発売になるそうです。

 

 

☆ルシッド・フォール リリース情報

ルシッド・フォールさんの日本初のアルバムで、これまでの作品のベスト盤となる

「Lucid Fall」が、10月17日(木)にインパートメントより、税込み2415円で発売

となります。

 

☆林伸次さん 著書情報

林伸次さんのご著書「バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷で

ワインバーを続けられた理由」が、10月25日にDU BOOKSより税込1680円で

発売されます。こちらの本では、移り変わりの激しい渋谷という街で、約20年間も

同じ立地で、ボサノバのかかるワインバーを経営している林伸次さんが、ずっと同じ

スタイルで経営を続けていける秘訣などについて書かれています。また、バー好き・

酒場好きはもちろん、バーをやりたい、飲食店を開業したいという夢をもつ人にとって

必読の書となっています。 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.あなたは静かに / ルシッド・フォール

2.悪戯っぽく、或いは優しく / ルシッド・フォール

3.kid / ルシッド・フォール

4.ムンスーの秘密 / ルシッド・フォール

以上の4曲でした。

柳原陽一郎さんが登場!

『音楽マスターピース』では、シンガーソングライターでミュージシャンの

柳原陽一郎さんに出演していただきました。

 

柳原さん.jpg

 

柳原陽一郎さんは、福岡のお生まれ。 1984年にバンド"たま"を結成され、

1990年「さよなら人類/らんちう」でメジャーデビュー。その個性的な存在感と

楽曲で世間の注目を浴びます。"たま"ではピアノ、オルガン、アコーディオン、

ピアニカといった多彩な鍵盤楽器を担当された他、曲によってはギターも演奏

されています。また、1995年に初のソロアルバム「ドライブ・スルー・アメリカ」を

発表されてからはソロ活動を開始。人間の日々の雑感を平たい目線で捉える

歌作りとライブを活動の主軸とし、ジャンルを問わないセッションライブや本人

だけによる弾き語りライブを現在も継続されています。また、人の心の機微を

ファンタジーや言葉遊びに乗せて表す歌詞の世界観は特にユニークで、「温泉

ボイス」とも言われる、おおらかで哀愁の漂うボーカルとともに、ファンを魅了し

続けています。

 

そんな柳原陽一郎さんが、先月17日におよそ2年半ぶりとなります、8枚目の

アルバム 「ほんとうの話」をリリースされたということで、今回はそのアルバム

「ほんとうの話」について色々とお話を伺いました。

 

柳原さんによりますと、「今回のアルバムの底辺に流れているのは、2011年

3月に起きた災害への想い。 あの日を境に、人が生 きていく上での大切な

何かが大きく損なわれてしまった...と感じている人は少なくないような気が

する。 家や仕事や大事な人をなくしただけでなく、夢や希望といった未来を

信じる気持ちさえ踏みににじられ、憤っても涙を流しても徒労感しか残らない。

そうした行き場のない気持ちから始まった歌が、この2年間にいくつも生まれて

きた。容易には癒されないからこそ、一瞬の光が簡単に闇に変わってしまうから

こそ、悲しみも痛みも涙も明るさに変えていきたい。その願いが一つ、また一つと

歌になっていった」ということでした。

 

また、2001年の「ウタノワ」以来、およそ12年ぶりとなる「完全セルフプロデュース」

作品である今回のアルバム「ほんとうの話」では、柳原陽一郎さんのコンサートでは

お馴染みであるドラムスの外山明さん、ベースの大坪寛彦さんらに加えて、シタール、

スティール・ギター、トランペット、バラフォン・・・・・・など、縦横無尽のサウンドが展開

されているそうで、シンガーソングライターとして、ミュージシャンとして、柳原さんの

面目躍如の一枚となっているそうです。

 

そんなアルバム「ほんとうの話」の中から今回は、東日本震災後の計画停電の際に

書いた詩がモチーフになっている曲で、どこで演奏していても「あの曲が入っている

CDはないんですか?」と聞かれるという「再生ジンタ」の他、大震災の直前の2011年

2月に書いた曲だが、歌詞がまさにその後の自分の気持ちを語っているようで、歌う

たびに胸の詰まるような思いがしたという「ほんとうにスキな人」、京都のライブでの

お客さんの合唱で、このアルバムを締めくくろうと思ったという、今回のアルバムの

ラストを飾る曲「歌を止めるな」の3曲をご紹介いただきました。

 

 

☆柳原陽一郎さん ソロライブ情報

※「ほんとうの話」に参加しているタブラ奏者の池田絢子さんが、好きなアーティストと

  一緒に行っているライブ「おとめサロン甲谷佗(カルカッタ)」の第一回にゲスト出演

  されます。

   日時:10月5日(土)

   会場:「音や金時」(東京・西荻窪)

   開場:午後6時半

   開演:午後7時半

   料金:2300円(全席自由)

   問い合わせ:03-5382-2020(音や金時)

 

※去年11月から柳原さんが毎月行ってきたライブの最終回 「第三木曜日の男・最終回

  ~さらば第三木曜日の男」が開催されます。

   日時:10月17日(木)

   会場:「渋谷 公園通りクラシックス」

   開場:午後6時半

   開演:午後7時

   料金:ご予約 3000円(前売りはメールでのご予約が必要です)

       当日券 3300円

   問い合わせ:050-3725-4521(スイーツデリレコーズ)

 

☆柳原陽一郎さん リリース情報

アルバム「ほんとうの話」が、スイーツデリレコーズより、

税込み3000円で好評発売中です。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.再生ジンタ / 柳原陽一郎

2.ほんとうにスキな人 / 柳原陽一郎

3.歌を止めるな / 柳原陽一郎

以上の3曲でした。

ジル・エグロさんが登場!

『音楽マスターピース』では、2006年公開のアカデミー賞受賞作品、

映画「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」で、あのエディット・ピアフの

歌声を担当した、ジル・エグロさんに遥々フランスからお越しいただき

ました。 また、フランス語の通訳として、このコーナーにはシャンソン

評論家としてもご出演いただいております、翻訳家の大野修平さんに

ご出演いただきました。

 

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南フランスの町、カンヌのご出身であるジル・エグロさんは、小さいころから声楽を

学び始め、やがて歌手として活動を始めると、 同時にオペラや演劇などでも幅広く

活動されて来ました。 そして、2000年にエディット・ピアフさんの親友で個人秘書

でもあったジヌー・リシェさんによって発掘され、後にアカデミー賞を受賞することに

なる映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のピアフの歌声に突然抜擢されました。

その歌唱は世界中で高く評価され、現在はピアフさんの曲を携えて、世界各地で

コンサートを行っていらっしゃいます。また、大ヒットした映画の後も、ピアフさんの

ナンバーを中心にしたコンサートを行い、多くの人々を魅了しています。 そして、

ピアフ50年忌に当たる今年、新たなショウ「エディット」を携えてワールドツアーを

行っています。

 

そんなジル・エグロさんが、映画「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」で世界的な

評価を手にした後、世界各地で展開されているショー『EDITH』で歌われている

名曲の数々をスタジオ録音したアルバムが今年6月に発売されたということで、

今回は、そのアルバム『EDITH』についてお話しいただきました。

 

ちなみに、今回のアルバム『EDITH』では、ジル・エグロさんがピアニストのほか、

アコーディオン奏者、パーカッショニスト、ベーシストの4人のミュージシャンを従え、

エディット・ピアフさんのお馴染みの作品を、情感溢れる素晴らしい歌唱で披露

しています。ショー『EDITH』で歌われるナンバーを79分に渡り収録したスタジオ

録音盤で、「雀のように」から始まり、「愛の讃歌」「バラ色の人生」まで、ピアフの

名曲ばかりが収録されているほか、「港町のメドレー」「サーカスに捧げるメドレー」

などのユニークな構成もあり、最後まで聴く者を惹き付けて止まない、素晴らしい

内容に仕上がっています。 圧倒的な歌唱力と存在感で歌い上げた名曲の数々は、

シャンソンアルバムの傑作として、永遠に色褪せる事のない作品です。ちなみに、

CDの冒頭には、ピアフさんご自身のコメントも収録されています。

 

今回は、そんなアルバム『EDITH』の中から、エディット・ピアフさんの代表曲である

「バラ色の人生」(LA VIE EN ROSE)のほか、エディット・ピアフ作詞の大ヒット曲で、

恋人マルセル・セルダンに捧げた曲である「愛の賛歌」(HYMNE A L'AMOUR)、

1960年に録音された名曲で、オランピア劇場での名唱が語り草になっているという

「水に流して」(NON, JE NE REGRETTE RIEN)をご紹介いただいたほか、特別に

「Padam...Padam...」を生で披露してくださいました。

 

 

☆ジル・エグロさん リリース情報

今日ご紹介したジル・エグロさんのショー「EDITH」の名曲をスタジオ録音した

アルバム「EDITH」は、リスペクト・レコードから税込2,600円で好評発売中です。

 

 

☆ジル・エグロさん 来日公演情報

11月22日と27日 東京渋谷のBunkamuraオーチャードホール

11月25日 名古屋名鉄ホール

11月29日 大阪フェスティバルホールにてコンサートがあります。

 

また、エディット・ピアフさん没後50年の記念イベントが、

日本でも桑山哲也さん、大竹しのぶさんらが参加して

開催されるそうですので、こちらもお楽しみに!

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.バラ色の人生(LA VIE EN ROSE) / ジル・エグロ

2.愛の賛歌(HYMNE A L'AMOUR) / ジル・エグロ

3.Padam...Padam... / ジル・エグロ(スタジオで生歌唱)

4.水に流して(NON, JE NE REGRETTE RIEN) / ジル・エグロ

以上の4曲でした。

 

ドラマーの芳垣安洋さんが登場

『音楽マスターピース』では、これまでにも何度かご登場いただいており、

去年の「くにまるジャパン」クリスマス・バージョンのテーマ曲にも参加して

くださった、ドラマーの芳垣安洋さんに出演していただきました。

 

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芳垣安洋さんは1959年、兵庫県のお生まれ。現在、日本を代表するドラマー、

そしてパーカッション奏者でいらっしゃいます。高校3年生でドラムを始められた

芳垣さんは、大学生の頃から関西のライブ・ハウスやジャズ・クラブなどで活動

され、モダン・チョキチョキズ、渋さ知らズなどに参加された後に上京されました。

その後、これまでに山下洋輔さん、菊地成孔さん、UAさんほか、日本国内外の

様々な実力派ミュージシャンと共演を重ねられ、現在はROVO、「あまちゃん」で

お馴染み大友良英さんの「あまちゃんビッグバンド」、そして、ご自身のバンド

Orquesta Nudge!Nudge!(オルケスタ・ナッヂ・ナッヂ)など、数々のバンドの

ドラマーとしてのライブ活動の他、演劇や映画の音楽制作も手掛けられています。

また、国内外の音楽フェスにも頻繁にご出演されています。 そんな中、去年、

世紀のスタンダードナンバーを再構築するために各界の偉才を集めた自由楽団

=「オルケスタ・リブレ」を結成され、来月10月16日には3枚目のアルバムとなる

「Orquesta Libre + Suga Dairo + RONxII  plays Duke」が、芳垣さんご自身の

レーベル「GLAMOROUS」から発売になります。

 

そんな芳垣安洋さんに去年このコーナーにご出演頂いたときに、芳垣さんの新しい

プロジェクトとして、世界の様々なジャンルの音楽の「スタンダードナンバーを再構築

する」ために結成したミニ・オーケストラ「オルケスタ・リブレ」についてお話しいただき

ましたが、その後「オルケスタ・リブレ」では一年間、世界のジャズ・フェスティバルを

走り続けながら、あのジャズの巨人=デューク・エリントンに取り組んだということで、

今回は、『ビッグバンドジャズの皇帝=デューク・エリントンの魅力』というテーマで

お話しいただきました。

 

芳垣さんによりますと、「デューク・エリントン(1899-1974)は1899年4月29日生まれ。

お父さんがホワイトハウスのバトラーを務める中流家庭に育ち、幼いころから品がよく

"デューク(公爵)"とあだ名された。20年以上もの長きに渡って、ビッグバンドを率いて

ニューヨークを中心にスイングジャズの旗手として活躍したバンドリーダー。ピアニスト

だが、ジャズの歴史で見ると作曲者、編曲者としての存在のほうが大きいと言える。

「A列車で行こう」「キャラバン」などの曲は、ジャズをあまり知らない人でもどこかで

聴いたことがあるはず。それまでの「民俗音楽としてのジャズ」、「ダンス音楽としての

ジャズ」から、「鑑賞に堪えうる代表的なアメリカ音楽」としてのジャズにまで高めたと

言われている。マイルス・デイビスをはじめ、多くのアーティストが「デュークのように

なりたくて音楽を始めた」と言われ、その業績は<ジャズ>を超越してポピュラー音楽

シーンへも大きく及んでいる。そんな20世紀を代表する作曲家の一人である」という

ことでした。

 

 

☆「オルケスタ・リブレ」 リリース情報

全曲「デューク・エリントン」をカバーしている「オルケスタ・リブレ」のサード・アルバム

『Orquesta Libre + Suga Dairo + RONxII plays Duke』が、GLAMOROUSから

税込2,500円にて10月16日に発売されます。

 

 

☆芳垣安洋さん ライブ情報

●「オルケスタ・リブレ plays 三文オペラ2013」

 本日9月12日木曜日 午後6時半開場、7時開演

 深川江戸資料館 小劇場にて開催

 チケットは当日4,500円。

 

●「オルケスタ・リブレ + スガダイロー + ロンロン plays Dukeアルバム発売

 先行ツアー ファイナル」

 来週9月18日水曜日 午後6時開場、7時半開演

 東京六本木のSTP139にて開催

 チケットは4,500円

 お問い合わせは「STP139」 :03(5474)0139まで

 

●明日9月13日金曜日 午後6時から錦糸町駅北口駅前ステージにて"ゲリラ・ライブ"も

 ありますので、こちらも是非お越しください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.Take The A Train(A列車で行こう) / Orquesta Libre + Suga Dairo + RONxII

2.Caravan / Orquesta Libre + Suga Dairo + RONxII

3.Rockin' in Rhythm / Orquesta Libre + Suga Dairo + RONxII

以上の3曲でした。


 

マリアナ・バラフさんが登場!

『音楽マスターピース』では、アルゼンチンのパーカッショニストにして

シンガー・ソングライターで、今、アルゼンチンで最も注目を集める

アーティストのひとり、マリアナ・バラフさんに出演していただきました。

 

マリアナ130905.JPG

 

マリアナ・バラフさんは、1970年にアルゼンチンの首都ブエノス・アイレスで

お生まれになりました。お父様はサックス奏者のベルナンド・バラフさんで、

ジャズ・プレイヤーながらタンゴやフォルクローレのプロジェクトでも名を馳せた

アルゼンチンを代表するサックス奏者でいらっしゃいます。そんなお父さんの

影響を受けたマリアナさんは、幼くしてジャズに親しみ、様々な音楽を素直に

吸収する能力を持つようになります。そして、2011年にはアルゼンチンで最も

権威あるガルデル賞ベスト・フォルクローレ女性アーティストにも選ばれました。

パーカッションをたたきながら歌うスタイルのシンガー・ソングライターのマリアナ

さんは、民謡的なメロディーを基本に歌いながらも、前衛ジャズやロック、電子

音楽を取り入れるなど、様々な実験的な作品を作り続けています。

 

そして、最新作となる「サングレ・ブエナ」では、アルゼンチンだけでなくペルーや

ボリビアといったアンデス音楽をベースに、伝統的な歌唱法で力強い歌を披露

しています。また、最新作には、ゲストとしてアルゼンチンで絶大な人気を誇る

フォルクローレ歌手や、アルゼンチン・ロック界を代表するアーティストも参加して

いるほか、お父様のベルナルド・バラフも2曲サックスを吹いています。

 

今回は、富山県で23年に渡ってワールド・ミュージックを紹介し続けている音楽

フェスティバル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」へのご出演のために来日された

マリアナ・バラフさんに、ニュー・アルバム「サングレ・ブエナ」の情報、そして、

今回滞在中の日本の印象などをいろいろとお話しいただきました。

 

ちなみに、ニューアルバムの「サングレ・ブエナ」は「よき血」という意味ですが、

「寛大で高潔な人柄」という意味もあるそうです。

 

そんなニューアルバムの中から今回は、タイトル曲である「サングレ・ブエナ」の他、

アンデス風ポップの曲で、レゲエのアフタービートを取り入れており、愛する人に

よって人生が変わってしまう愛の不思議について歌っているという「ESPECIAL」、

若いころからずっと憧れていたというアルゼンチンの偉大なロック・アーティストフィト

・パエスとの共演作であり、リズムはペルーのランドーというもので、ポップなフォル

クローレとオルタナティブな味付けをしているという「BUENO AGUERO」の3曲を

ご紹介いただきました。 

 

 

☆マリアナ・バラフさん リリース情報

アルバム「サングレ・ブエナ」が、ビーンズ・レコードから、

税込み2625円で好評発売中です。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.サングレ・ブエナ(よき血) / マリアナ・バラフ

2.ESPECIAL(特別なもの) / マリアナ・バラフ

3.BUENO AGUERO(幸運の前触れ) / マリアナ・バラフ

以上の3曲でした。

 

ジャズ・ギタリストの小沼ようすけさんが登場!

『音楽マスターピース』では、日本を代表するジャズ・ギタリストの

小沼ようすけさんに出演していただきました。

 

小沼さん.jpg

 

海と自然を愛するギタリストである小沼ようすけさんは1974年、秋田県でお生まれに

なりました。 1995年、ヘリテージ・ジャズギター・コンペティション世界大会で3位に

輝いたのを皮切りに注目を集め、1999年、ギブソン・ジャズギター・コンテストで優勝。

2001年にアルバム『nu jazz』でデビューを果たされました。以後、ソウルやR&Bの

影響を受けたグルーヴ感あふれる独自のジャズを作り上げていらっしゃいます。

また、2006年より湘南の海辺に移住され、現在はサーフィンを楽しみながらギターを

奏でる「職住接近」の毎日を送っていらっしゃいます。

 

そんな小沼さんは、これまでに8枚のアルバムを発表され、いずれも高い評価を得て

おり、最近作であるニュー・ヨークで録音された『Jam Ka』は、カリブ海のフランス領

グアドゥループ島のリズム「グォッカ」を取り入れたダブル・パーカッション編成という

独自のスタイルで、「グォッカ」を取り入れた初の日本人アーティストの作品として、

フランス本国やグアドゥループ島でも注目されています。また、東日本大震災復興

支援のチャリティシングル『光 - Luz』は、現在もiTUNESほかでダウンロード配信中

です。

 

今回は、小沼さんのCDから曲をおかけしたほか、特別にソロ演奏の披露と、更には

小沼さんの生演奏と加納有沙アナウンサーの歌唱によるコラボレーションまで披露

してくださいました。

 

 

☆小沼ようすけさん ソロライブ情報

  日時:9月3日(火)

  会場:「モーションブルーヨコハマ」(横浜赤レンガ倉庫内)

  開場:夕方5時半

      ファーストステージ・・・夜7時より

      セカンドステージ・・・夜9時より

  料金:3,000円(全席自由)

  予約:045-226-1919

  詳しくは、コチラをご覧下さい。

  

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.esan(エサン) / 小沼ようすけ

2.オランジュ / アクアピット

3.Change she world / エリック・クラプトン(小沼さんによる生演奏)

4.いそしぎ / 小沼ようすけ&加納有沙(生演奏)

以上の4曲でした。

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