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音楽マスターピースの最近のブログ記事

最終回に押谷沙樹さんが登場!

『音楽マスターピース』では、作曲家・ピアニストでシンガーソングライターの

押谷沙樹さんにご出演いただきました。

 

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ピアニストで作曲家、シンガーソングライターとしてご活躍中の押谷沙樹さんは、

この番組「くにまるジャパン」のテーマ曲をはじめ、天気予報、交通情報のBGM、

全てのジングルを作曲、制作していただいているほか、「春の風バージョン」や

「クリスマス・バージョン」といった形で季節ごとに特別バージョンのテーマ曲を

制作して下さっています。

 

そんな押谷さんが初めてピアノを習い始めたのは3歳の時だそうで、6歳からは

作曲も学び始めたそうです。その後、大阪教育大学作曲科在学中より、舞台や

映像、アニメ、映画などへの楽曲の提供を数多く手掛けられています。そして、

2004年にシンガーソングライターとしてCDデビューを果たされると、その後は、

作曲家としての活動をメインに様々なアーティストへの楽曲の提供、映画、CM、

テレビ、ラジオなどのテーマ音楽、サウンドトラックなど、数多くの作品を担当。

クラシック、ジャズ、ポップス、ブラジル音楽など、さまざまな音楽を吸収した

オリジナル曲と様々なバックグラウンドを持つ演奏家との有機的な音楽作りに

取り組んでいらっしゃいます。

 

これまでにTVアニメ「ドラゴンボール改」の挿入歌、映画『仮面ライダー×スーパー

戦隊 スーパーヒーロー大戦』や「海賊戦隊ゴーカイジャー」の主題歌など、数々の

作品に作曲やコーラス、演奏などで参加されています。

 

そして「くにまるジャパン」のテーマ曲の制作などをきっかけに結成されたご自身の

リーダーアンサンブル「押谷沙樹 organic ensemble」 と、不定形ユニット「押谷沙樹

organica」を主宰されています。

 

現在は、年内のリリースを目標に、新たなソロアルバムの制作に取り組まれている

そうです。

 

今回は、特別に出来立てホヤホヤの未発表曲を3曲ご紹介いただいたほか、

押谷さんが影響を受けたというイタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネの曲を

ご紹介いただきました。

 

なお、「音楽マスターピース」は今回で最終回となりますが、今日のゲスト・

押谷沙樹さんをはじめ、このコーナーにお越しいただいていた皆さんには、

今後は水曜日にお送りしている「洋楽ジャパン」を「洋楽ジャパンX」として

リニューアルし、そちらの方にゲストとしてお越しいただきたいと思っており

ますので、お楽しみに!

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.ブリス・ブロッサム(未発表曲) / 押谷沙樹

2.ア・モーメント・イン・ホワイトネス(未発表曲) / 押谷沙樹

3.イン・ノスタルジア(未発表曲) / 押谷沙樹

4.デボラのテーマ / エンニオ・モリコーネ

以上の4曲でした。

 

『ジャズ界最大のカリスマ チャーリー・パーカー』

『音楽マスターピース』では、ジャズ評論家の青木和富さんに

出演していただきました。

 

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毎回、何らかのテーマに沿ってジャズの名盤をご紹介頂いている青木和富さんに、

今回は、"ジャズ界最大のカリスマ"とされる『チャーリー・パーカー』についてお話し

いただきました。

 

チャーリー・パーカーは1920年、アメリカのカンザス・シティの出身。当時のカンザス

・シティはゴスペル・ミュージックをはじめ、様々な音楽が溢れており、そんな環境の

中でパーカーは幼少期を過ごします。そして、1933年にパーカーは学校のスクール

バンドでアルト・サックスを手にとると、学校を卒業してプロのミュージシャンになる前

からすでにセミプロとして活動を開始しました。

 

1938年には、カンザス・シティの最も重要なミュージシャンの一人ジェイ・マクシャン

のバンドに加入し、シカゴやニューヨークをツアーで回ることになり、ニューヨークで

「ハーラン・レオナードのロケッツ」に参加した後、パーカーはカンザス・シティに戻り、

再びジェイ・マクシャンのバンドに参加、1942年までここに留まることになります。

 

1942年、マクシャン・バンドを辞めたパーカーは earl Hinesのバンドに一時期在籍

するなどした後、1945年に自身のグループを率いてジャズ・シーンの中心に登場。

当時、弱冠24歳だったパーカーは、スリルとスピード、そして、オリジナリティ、モダ

ナイズされたブルース・フィーリングと、既に時代の先端を行くトップランナーでした。

 

そして、1947年にニューヨークに戻ったパーカーは、新しいグループを結成します。

これがMiles Davis(tp)Duke Jordan(p)Tommy Potter(b)Max Roach(ds)を従えた

「チャーリー・パーカー・クインテット」です。また、パーカーには敏腕のマネージャー、

ビリー・ショウが付き、ビジネス的にも大きな成功を収めつつありました。1951年まで

のこの時期こそ、ある意味でのパーカーの最も安定したプレイが聴かれる時期で、

様々なフォーマット、"ウィズ・ストリングスもの"に至るまでアルト・サックスで出来る

こと全てをパーカーが成し遂げた時代といってもおかしくないほどです。

 

しかし、1951年、麻薬禍によってニューヨーク州のキャバレー・カードを取り上げられ、

マンハッタンのクラブへの出演が不可能となったパーカーは、その後1954年に二度

にわたる自殺未遂をしました。そして、1955年3月5日の名門クラブ「バード・ランド」

への出演を最後に、その1週間後の3月12日に34歳の若さでこの世を去ります。 

 

ジャズの100年に渡る歴史の中で、実働20年しかも34歳で亡くなったにも関わらず、

パーカーが残した偉業は語り尽くすことができない程で、今なお多くのアーティストが

彼の影響を受けています。

 

今回は、そんなチャーリー・パーカーが残した曲のほか、パーカーの影響を受けた

一人である、ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツの演奏する曲を

ご紹介いただきました。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.ディジー・アトモスフィア / チャーリー・パーカー

2.オーニソロジー / チャーリー・パーカー

3.チェイシング・ザ・バード / チャーリー・パーカー

4.リラキシン・アット・カマリロ / チャーリー・ワッツ

以上の4曲でした。

 

ジャズ・ピアニストの永田ジョージさんが登場!

『音楽マスターピース』では、ジャズ・ピアニストの永田ジョージさんに

出演していただきました。

 

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大学でジャズピアノに出逢い、敬愛するオスカー・ピーターソンに倣って、心地よい

グルーヴ感とリリカルなフレージングをモットーとするようになった永田ジョージさんは、

卒業後、「日本IBM」で働きながらピアニストとして都内で活動。 その後、アメリカ・

カリフォルニア州に留学中、ベニー・グリーンやジェフ・キーザーに出逢い、彼らとの

セッションを通じ、「自分の音を表現すること」の大切さを胸に刻みます。 2006年、

現地でフリューゲルホーン奏者でありボーカリストのTOKUさんとライブをし、地元の

ジャズファンから高評価を得ました。西海岸のサーフィンを通じて、自然のリズムを

自分の音へと昇華。

 

その後、2007年に帰国し、東京での演奏活動を再開され、「Groove Pockets」を

活動の核として、多くのパフォーマンスを重ねています。2012年に日本IBMを退社し、

音楽専業となり、ブラジリアンミュージックやサーフィンからインスピレーションを得て、

自然の大きさと心地よさをライブに取り入れ、ジャズというジャンルを超えての活躍が

期待されるピアニストです。

 

そして、先月には、ギタリストの露木達也さんと組んでいる「Brasilian Groove」に

ボーカリストの山野ミナさんを招いて、アルバム「Brasilian GROOVE feat. Mina

Yamano」をリリースされました。

 

今回は、そのニューアルバム「Brasilian GROOVE feat. Mina Yamano」から2曲

おかけした他、特別に生演奏と、更には永田ジョージさんの生演奏と加納有沙アナの

歌唱によるコラボレーションまで披露してくださいました。

 

 

☆永田ジョージさん リリース情報

永田ジョージさんの参加されているユニット「Brasilian GROOVE」の最新アルバム

『Brasilian GROOVE with Yamano Mina』が絶賛発売中です。

Amazonで「永田ジョージ」と検索して頂きますと、2000円+税でお買い求め頂けます。

 

☆永田ジョージさん ライブ情報

●3月15日:代官山スタンディングオベーション[加納有沙duo LIVE]

●3月25日:渋谷bar Rhodes [MIOSIC×永田ジョージ]

●3月31日:学芸大学 珈琲美学 1st Encounter

 ※詳しくは、コチラをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.Wave / Brasilian Groove

2.Nightingale sang in Berkeley Square / 永田ジョージ(生演奏)

3.卒業写真 / 永田ジョージ&加納有沙(生演奏)

4.ひこうき雲 / Brasilian Groove with Mina Yamano

以上の4曲でした。

 

『聖パトリック・デーとアイリッシュ・ミュージック』

『音楽マスターピース』では、音楽ライターで翻訳家の五十嵐正さんに

出演していただきました。

 

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今回は、3月17日がアイルランド共和国の祝祭日、聖パトリックの祝日

(セント・パトリックス・デー)ということにちなんで、3月から5月あたりに

かけて来日予定のアイルランドのアーティストの曲をご紹介頂きました。

 

まず、ご紹介いただいたのは、フィドル、ボタン・アコーディオン、フルート&

イリアンパイプス、ブズーキ&ギター、バウロン(打楽器)の編成の5人組、

「Tada(テーダ)」というアイリッシュ・ミュージックのバンド。 デビューして

10数年となる「Tada」は、アイルランドの伝統音楽界を代表するバンドの

ひとつなんだそうです。

 

続いて、ご紹介頂いたのは、アコーディオン奏者のシェイマス・ベグリー。

シェイマスはアイルランド西部、ケリー州ディングルで農業を営みつつ音楽

活動を続ける人で、ベグリー家は優れた歌手やミュージシャンを数多く輩出

している音楽一家なのだとか。また、農夫らしいごつい外見の印象を裏切る

優しい歌声が印象的ということでした。

 

次にご紹介頂いたのは、アイルランドを代表する、まさに国民的歌手だという

メアリーブラック。80年代からずっと第一線で活躍してきた方で、今では日本

にもたくさんアイルランドのアーティストが来日するが、90年代前半に最初に

アイルランドの音楽を日本に届けてくれたのが、チーフタンズとこのメアリー・

ブラックだったそうです。

 

そして、最後にご紹介頂いたのは、主要メンバーがアイルランド系アメリカ人

からなるアイリッシュ・アメリカンのトップ・バンド「ソーラス」。96年結成なので、

既に18年のキャリアがあり、高い演奏能力と洗練されたアレンジが売り物

だということでした。

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.Miss Cassidy's/All Around the Roo/The Ballingra Lass / Tada(テーダ)

2.Dán Lae Breithe / Seamus Begley(シェイマス・ベグリー)

3.Marguerite and The Gambler / Mary Black(メアリー・ブラック)

4.Tell God and the Devil / Solas(ソーラス)

以上の4曲でした。

 

『ジャンゴ・ラインハルトに捧げる1枚』

『音楽マスターピース』では、きのう2月26日に、偉大なるギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに

対するトリビュート・アルバム「~フレンチ・カフェ・ミュージック~ジャンゴを巡る素敵な旅」を

リリースされました、ギタリストのドミニク・クラヴィクさんにお越しいただきました。

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ドミニク・クラヴィクさんは1946年、フランス・サントル地域圏ドルーのお生まれ。

シャンソン界の巨匠アンリ・サルバドールの専属ギタリストを務めたほか、ジョルジュ・ムスタキ

やピエール・バルーなどのギター伴奏をご担当。

 

また、グループ『Les Primitifs du Futur(未来の原始人たち)』や、『Cordes et lames(弦と

リード)』のリーダであると同時に『Ukulele Club de Paris(パリ・ウクレレ・クラブ)』のメンバー

と、演奏家、作曲家、作詞家としての腕を奮われています。

活動ジャンルも、ミュゼット、ジャズ、ブルース、ケイジャン、ブラジル系と幅広く、短編映画の

作曲者としても活躍されています。

 

そして、2006年からはダニエル・コラン、クレールエルジエールのアルバムプロデュースを

手がけるほか、アルバム発売後の来日コンサートの音楽監督も務めています。

また、2012年にはダニエル・コランと桑山哲也さんの、ジョイント・アルバムをプロデュース

されました。

 

今回は、2月26日にリリースされたばかりのドミニク・クラヴィクさんのトリビュート・アルバム

「~フレンチ・カフェ・ミュージック~ジャンゴを巡る素敵な旅」と、ジャンゴ・ラインハルトへの

思いについてお話を伺いました。

 

☆ドミニク・クラヴィクさん リリース情報

 ドミニク・クラヴィクさんのトリビュート・アルバム「~フレンチ・カフェ・ミュージック~ジャンゴ

 を巡る素敵な旅」が、

 リスペクトレコードから絶賛発売中です。

 今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.Amour de gitane ジターヌの恋 / ドミニック・クラウディック・アンド・フレンズ

2.Tout le jour, toute la nuit ナイト・アンド・デイ / ドミニック・クラウディック・アンド・フレンズ

3.Swing 39 / ドミニック・クラウディック・アンド・フレンズ

以上の3曲でした。

 

中島ノブユキさんが登場!

『音楽マスターピース』では、2月19日に2ndピアノソロ・アルバム『clair-obscur

(クレール・オブスキュア)』をリリースされました、作曲家・編曲家・ピアニストの

中島ノブユキさんにご出演頂きました。

 

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中島ノブユキさんは、1969年、群馬県のお生まれ。日本大学藝術学部をご卒業の後、

フランスに渡り、パリで作曲を学ばれます。ピアニストとして、作曲家、編曲家として、

映画音楽からJAZZ、POPS、広告音楽、クラシックなど、様々なフィールドでご活躍中。

 

2005年頃より主に菊地成孔さん、持田香織さん、畠山美由紀さん、それにゴンチチらの

作品で、音楽監修、作曲、オーケストレーション、プロデュースなどをご担当されました。

ちなみに、以前このコーナーでご紹介した畠山美由紀さんのアルバム「rain falls」では、

アルバムのプロデュースとすべての曲のアレンジメント、楽曲のご提供などをされました。

 

その他、映画音楽として「人間失格」を、アニメーション「たまゆら」の音楽を担当。また、

2011年よりNHK-BSプレミアムで放送の番組「旅のチカラ」のテーマ音楽『その一歩を

踏み出す』を担当されました。近年は、女優で歌手のジェーン・バーキンさんのワールド

ツアー「 Jane Birkin sings Serge Gainsbourg 」に音楽監督、ピアニストとして参加され、

世界27ヶ国、およそ80公演をこなされました。

 

ソロアルバムとして『エテパルマ』『パッサカイユ』『メランコリア』などを発表され、2012年

4月にはご自身初のピアノソロアルバム『カンチェラーレ』をリリースされました。 そして、

昨年はNHK大河ドラマ「八重の桜」の音楽をご担当されました。

 

今回は、2月19日にリリースされたばかりの中島ノブユキさんの2ndピアノソロ・アルバム

『clair-obscur』についてお話を伺い、その中から4曲をご紹介いただきました。

 

 

☆中島ノブユキさん リリース情報

 中島ノブユキさんの2ndピアノソロ・アルバム『clair-obscur』が、

 スパイラル・レコーズから絶賛発売中です。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.lost corner / 中島ノブユキ

2.Eperpetuum mobile / 中島ノブユキ

3.clair / 中島ノブユキ

4.obscur / 中島ノブユキ

以上の4曲でした。

 

 

『ボサノバの影響を受けた日本人アーティストたち~bar bossaのお客さん編~』

『音楽マスターピース』では、東京・渋谷にある深夜のワインバー『Bar Bossa』の

店主で、ボサノバの選曲者としても知られる林伸次さんに出演して頂きました。

 

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今回は、『ボサノバの影響を受けた日本人アーティストたち~「bar bossa」の

お客さん編~』ということで、「bar bossa」のお客さんであるアーティストの中で、

ここ最近アルバムをリリースされた方の曲をご紹介いただきました。

 

最初の曲は、作曲家・編曲家・ピアニストで、この番組にもご出演いただいた

ことのある畠山美由紀さんを始め、多くのアーティストの音楽のプロデュースを

手掛けており、去年はNHK大河ドラマ「八重の桜」の劇中音楽も担当された

中島ノブユキさん(去年10月にこのコーナーに出演)の「reflection #1」という曲。

2011年に来日したジェーン・バーキンのコンサートでは、急遽ピアニストに選ばれ、

そこでジェーンさんに気に入られ、その後の世界ツアーには総合プロデューサー

として同行したことでも知られる中島ノブユキさんの今回のアルバムは、秩父の

コンサートホールにおいて、奥田タイジさんというエンジニアが編み出した新しい

録音方法で録っているそうです。

 

続いてご紹介頂いたのは、1995年にギターの高橋ピエール、パーカッションの

トガゼンと共に「bossa51」結成し、作詞・作曲・ボーカルを担当され、現在は弾き

語りソロや、ノコギリ奏者のイトウマキさんとのデュオ「Unknown Little Birds」など

で演奏する傍ら、翻訳者としても活躍中の小嶋佐和子さんの「シャボン」という曲。

林さん曰く「可愛い曲なので石鹸のCMとかに是非!」とのことでした。

 

続いては、山下達郎さんと大貫妙子さんがいた「シュガーベイブ」のベーシストで、

現在はゴダールの映画の字幕などもやられているフランス文学研究者としても

有名な寺尾次郎の娘さんである寺尾紗穂さんの「Rain」という曲。 ちなみに、

林さんと寺尾さんは家が近所だったことなどもあって親しくなったのだそうです。

 

最後にご紹介いただいたのは、女性ヴォーカル&フルート、男性ヴォーカル&

ベーシスト、ギターリストという編成のバンド「Lamp」の「さち子」という曲。

林さんは、「懐かしい感じの音楽」と表現されていました。

 

☆林伸次さん 著書情報

林伸次さんのご著書「バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷で

ワインバーを続けられた理由」が、DU BOOKSより税込1680円で絶賛発売中です。

こちらの本では、移り変わりの激しい渋谷という街で、およそ20年間も同じ立地で、

ボサノバのかかるワインバーを経営している林伸次さんが、ずっと同じスタイルで

経営を続けていける秘訣などについて書かれています。また、バー好き・酒場好きは

もちろん、バーをやりたい、飲食店を開業したいという夢をもつ人にとって必読の書と

なっています。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.reflection #1 / 中島ノブユキ

2.シャボン / 小嶋佐和子

3.Rain / 寺尾紗穂

4.さち子 / Lamp

以上の4曲でした。

 

シンガー・ピアニストの村上ゆきさんが登場!

『音楽マスターピース』では、アルバム『あなたに ~村上ゆき 柴田トヨさんをうたう』を

去年の11月にリリースされました、シンガーでピアニストの村上ゆきさんに出演して

いただきました。

 

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村上ゆきさんは福岡県飯塚市のお生まれ。武蔵野音楽大学ピアノ科をご卒業

された後、2004年にジャズシンガー&ピアニストとしてアルバムデビューされ、

翌2005年には、スイング・ジャーナル誌2005年度ジャズ・ディスク大賞ボーカル

賞国内部門3位を受賞されました。そのたおやかで透きとおった歌声や言葉の

発音の美しさなどが評判となり、ヘブンズ・ボイスとも評されています。

 

現在はシンガー・ソングライターとして幅広く活動され、最近では森山良子さん、

佐々木秀実さんなどに楽曲提供も行っていらっしゃいます。また、CMソングも

手がけられ、今や'大人のCMソングNo.1歌姫と称されるほどに。

 

そして、2012年から2013年にかけて放送された、TBSラジオ「100歳の詩人

柴田トヨ くじけないで」の番組音楽、「柴田トヨ くじけないで 朗読と音楽の

世界CD」の音楽も担当されるなど、ピアニスト、コンポーザーとしてもご活躍

されております。

 

今回は、去年の11月にリリースされた村上ゆきさんのアルバム『あなたに

~村上ゆき 柴田トヨさんをうたう』についてお話を伺いました。

 

こちらのアルバムは、去年1月に天国へ旅立った"百歳の詩人"柴田トヨさんの

ベスト・セラー詩集『くじけないで』『百歳』からセレクトした詩に、村上ゆきさんが

メロディをつけて歌われています。

 

今回は、そのアルバム『あなたに ~村上ゆき 柴田トヨさんをうたう』の中から、

4曲をご紹介いただきました。

 

 

☆村上ゆきさん ライブ情報

村上ゆきさんのライブ【あなたに~村上ゆき 柴田トヨさんをうたう 】が、

今度の日曜日2月9日に開催されます。

会場:「自由学園明日館 講堂」@豊島区

出演:村上ゆき(vo&pf) 伊賀航(b) maiko(vln)

開場:午後4時半 開演:午後5時

チケット:¥5,500(自由席 / 整理番号付 / 税込)

チケット取扱:チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード215-538)

        イープラス、ローソンチケット 0570-084-003(Lコード70811)

お問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーション(03-5720-9999)まで

          (※平日12:00~18:00)

 

アルバムの情報やライブの詳細などにつきましては、コチラをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.くじけないで~朝はくる / 村上ゆき

2.母Ⅰ~母Ⅱ / 村上ゆき

3.倅にⅠ / 村上ゆき

4.道(あなたに-) / 村上ゆき

以上の4曲でした。

 

ジュリエット・グレコ「ジャック・ブレルを歌う」

『音楽マスターピース』では、シャンソン評論家で翻訳家の大野修平さんに

出演していただきました。

 

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今回は、1月22日に日本盤が発売された、現役最高峰のシャンソン・シンガー、

ジュリエット・グレコ(86歳)の最新アルバム「ジャック・ブレルを歌う」について

お話し頂きました。

 

【ジュリエット・グレコとは?】

1927年、フランス・モンペリエのお生まれで、第二次世界大戦中、対ナチスの

レジスタンス活動に身を投じ、祖国解放後にパリで歌手活動を開始されます。

長い黒髪をなびかせ、黒ずくめの衣装で歌うのがトレードマークとなっており、

哲学者「ジャン・ポール・サルトル」や前衛的な作家・詩人「ボリス・ヴィアン」ら、

パリの知識人たちとも交流を持ちます。50年代からは女優としても活躍され、

『恋多き女』『陽はまた昇る』ほか多くの作品に出演。また、プライベートでは

"恋多き女性"としても知られ、ジャズの帝王「マイルス・デイヴィス」と恋仲に

あったり、二度の結婚を経験するなど、その生き方も注目されました。そして、

去年、最新アルバム『ジャック・ブレルを歌う』を発表され、その日本盤が1月

22日にリスペクトレコードよりリリースされました。

 

【ジャック・ブレルとは?】

1929年にベルギーで生まれたシャンソン歌手で、1960年代のシャンソン界に

おいて、「ジョルジュ・ブラッサンス」、「レオ・フェレ」と並び、戦後シャンソンの

3大男性歌手に数えられた人気歌手。歌手のほか俳優、映画監督など多彩に

活躍する大スターだったが、1973年に44歳の時に一線を退き、その後、1977

年に本格的に活動を再開したが、翌1978年にこの世を去りました。

 

【ジュリエット・グレコとジャック・ブレルの関係性】

1954年、パリの映画館ゴーモン・パラスで、無名の駆け出しの歌手であった

ブレルは、映画の幕間に余興歌手として出演していたが、誰もブレルの歌を

聞いていなかった。しかし、そんな中、唯一グレコはその歌に大変感動した。

ちなみに、エディット・ピアフ、そしてグレコを見いだしたプロデューサーである

ジャック・カネッティもその場に同席していた。そして、そこでブレルが歌った

「OK悪魔」をグレコが気に入り、歌う事となる。そこから1978年にブレルが息を

引き取るまで続く2人の深交がスタートする。ブレルは1950年~1960年代の

シャンソン界に於いて、押しも押されもせぬ大歌手になって以降も、グレコには

多くの歌を書き続けた。 そして、ブレルが肺がんを発病後、1997年に遺作と

なったアルバム『偉大なる魂の復活(原題:遙かなるマルケサス諸島)』のリハ

ーサルをグレコの自宅で行うなど、2人の親密な間柄は長きに渡り続いた。

 

【ジュリエット・グレコの最新アルバム「ジャック・ブレルを歌う」について】

ブレルの35周忌に当たる2013年にパリで録音され、グレコの現在の夫であり、

ブレルの生涯に渡る音楽パートナーでもあった、ピアニスト兼作曲家のジェラール

・ジュアネストと共に作り上げた、ブレル・トリビュート・アルバム。グレコの「今こそ

ブレルに、あなたを愛していたことを告げる時だと思った」というコメントにある様に、

まさに満を持して制作された渾身の1枚であり、全曲ブレルの作品で構成された

アルバムは本作が初めてとなる。録音はオーケストラとグレコの歌を同時に録音

する、一発録りで行われ、それが今作の大変エモーショナルな歌唱に繋がった。

 

そんなアルバム「ジャック・ブレルを歌う」の中から、今回は1915年に発表された

シャンソンの名曲で、パリの橋の下に集うさまざまな人に対する温かいまなざしを

印象的に歌い込んでいる「パリの橋の下」のほか、1962年の曲でブリュッセルが

サイレント映画や市電でにぎわっていた時代を舞台にしている「ブリュッセル」、

1959年の曲で、ブレルの作品の中でも、最も世界的ヒットとなったシャンソンの

「行かないで」、1967年の曲で二十年来の恋人たちの様々な心の機微を歌い

込んでいる「懐かしき恋人たちの歌」という4曲をご紹介いただきました。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.パリの橋の下 / ジュリエット・グレコ

2.ブリュッセル / ジュリエット・グレコ

3.行かないで / ジュリエット・グレコ

4.懐かしき恋人たちの歌 / ジュリエット・グレコ

以上の4曲でした。

 

伊藤ゴローさんが登場!

『音楽マスターピース』では、12月4日にジャズ〜クラシック〜ブラジル音楽など、

ジャンルを越境した傑作として賞賛され、ロングセラーとなった2ndソロ・アルバム

《GLASHAUS》につづく、通算3枚目となるソロ・アルバム『POSTLUDIUM(ポスト

リューディウム)』をリリースされました、プロデューサーで作曲家・編曲家、日本を

代表するボサノバ・ギタリストの伊藤ゴローさんに出演して頂きました。

 

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伊藤ゴローさんは、ソロ・プロジェクトのMOOSE HILL、布施尚美さんとのボサノバ・

デュオ「naomi & goro」として活動するかたわら、映画やドラマ、CM音楽も手がけ、

国内外でのアルバムリリース、ライブを行われています。

 

commmonsよりリリースしたPenguin Cafe Orchestraの『tribute』『best』や原田

知世さんの最近の2作『music & me』『eyja』などをプロデュース。2011年には、

naomi & goro & 菊地成孔の名義で坂本龍一さんのレーベル「commmons」から

『calendula』をリリースしヒットを記録。

 

また、青森県立美術館ではサウンドインスタレーション「TONE_POEM」を発表、

方言を使った作曲のワークショプ、原田知世さんとの朗読会「on-doc.(オンドク)」

などを行っています。

 

そして、一昨年の4月には2年ぶりとなるソロアルバム『GLASHAUS』をリリース。

去年の3月には、スタイル・カウンシルのアルバム『CAFÉ BLEU』をフルカバーした

naomi&goroの新作をリリースされています。

 

今回は、12月4日にリリースされた通算3枚目のソロ・アルバム『POSTLUDIUM

(ポストリューディウム)』の話題を中心にお話しいただきました。

 

伊藤ゴローさんによりますと、「今回のアルバムは、多くの卓越したミュージシャン

とともに、インプロヴィゼーションの要素を多分に含ませ、そのきらめきと緻密なコン

ポジションとが共鳴する、あらたな領域へと歩みを進めた作品となっている」という

ことでした。

 

今回は、そんな『POSTLUDIUM』の中から、4曲をご紹介いただきました。

 

 

☆伊藤ゴローさん ライブ情報

ゲッツ/ジルベルト+50 Produced by 伊藤ゴロー with GETZ/GILBERTO LOVERS 

 ~『ゲッツ/ジルベルト』発売50周年記念スペシャル・ライヴ~

 ボサ・ノヴァの名盤『ゲッツ/ジルベルト』を伊藤ゴローさんのプロデュースで、ジャンルを

 超えたアーティストたちが参加して制作されたトリビュート盤『ゲッツ/ジルベルト+50』。

 このレコーディングメンバーを集めたスペシャル・ライブが3月19日(水)に開催されます。

 「六本木・ビルボードライブ東京」での2回公演となっており、1回目は19:00開演、2回目は

 21:30開演。

 主な出演アーティストは、伊藤ゴロー with GETZ/GILBERTO LOVERS feat. 細野晴臣、

 土岐麻子、TOKU、菊地成孔、山下洋輔、坪口昌恭、秋田ゴールドマン、みどりん......など。

 入場料金は、サービスエリア 7,800円 / カジュアルエリア 5,800円

 ビルボード会員先行予約が明日1月24日より、そして、一般予約は1月31日 よりスタート。

 お問い合わせは、ビルボードライブ東京(03-3405-1133)まで。

 詳しくは、コチラをご覧下さい。

 

●《POSTLUDIUM》リリースツアー in 山形

 詳しくは、コチラをご覧下さい。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.The Isle / 伊藤ゴロー

2.Luminescence / 伊藤ゴロー

3.Postludium / 伊藤ゴロー

4.Daisy Chain / 伊藤ゴロー

以上の4曲でした。

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