終わりよければ・・・(放送終了)

本屋さんへ行こう!の最近のブログ記事

編集者でライターの南陀楼綾繁さんのお薦め、全国各地の人気フリーペーパー

k20121120j.jpg

このコーナー常連、編集者でライターの南陀楼綾繁さんにお越しいただきました。
近代詩の伝道師Pippoさんなど、最近のこのコーナーにゲスト出演する魅力的なキャラクターは
みんな南陀楼さんからご紹介いただいています!
今日は各地の優良フリーペーパーをご紹介。
まず秋田県の「のんびり」。自治体(秋田県)が出資するフリーペーパーで
編集は兵庫県の凄腕編集プロダクションが担当しています。
写真も記事も超充実。秋田だけでなく全国各地で入手できます。
続いて岐阜県の「飛騨」。飛騨高山の家具メーカー「飛騨産業」が発行しています。
家具メーカー発行らしく、「アンカット」という製本方法で、各ページをペーパーナイフで
切っていくと新たなページが出てきます。全員プレゼントで豪華賞品がもらえて、大変人気だそうです。
そして九州大分の「旅手帖Beppu」。温泉だけでない別府の新しい魅力を余すところなく
伝えています。


そして南陀楼さんのオススメ本。
「暴れん坊本屋さん/久世番子」(新書館)
本屋で働いた実績のある作者による、様々なエピソード満載のコミックエッセイです。
「ピエール瀧の23区23時/ピエール瀧」(産業編集センター)
夜の散歩好きのピエール氏が「23時前後に23区全てをほっつき歩くと何が見えてくるか」を
大実験した、写真満載のトークブック。

近代詩の伝道師で古本好きのPippoさん

k20121113l.jpg

当コーナーではおなじみ、近代詩の伝道師・Pippoさんにお越しいただきました。

実はPippoさんと鈴木純子アナの番組「言葉の贈り物~ココロの処方箋」が

文化放送のポッドキャストで始まりました。リスナーの皆さんからいただいたお悩みに

近代詩をお薬のように処方して・・・つまり詩を朗読して、少しでも気持ちがラクになるように、

という内容です。月1回更新。下のリンクから是非お越しくださいませ!

そして、Pippoさん主催のポエトリーカフェ。次回は11/17(土)

題して「ポエトリーカフェ秋の遠足篇@秩父、ポエトリーカフェ武甲書店」。

秩父に遠足して朗読会を開く、というイベントです。

そして今日も近代詩の朗読をしていただきました。

「ゆずり葉(河井酔茗)」「かけす(尾崎喜八)」「宮澤賢治の短歌」。

そしてPippoさんのオススメ本は

「飛行士と東京の雨の森/西崎憲」(筑摩書房)

東京を舞台にした、死と孤独と再生をめぐる、7つの短編小説集。

 

Pippoさんオフィシャルサイト「P-Wave」

http://pippo-t.jp/

文化放送のポッドキャスト「ポッドキャストQR」

http://www.joqr.co.jp/podcast/index.php

最近の出版界の話題はコレ!ジュンク堂池袋本店・田口久美子さん

k20121106m.jpg

ブック・コンシェルジュでジュンク堂池袋本店の田口久美子さんにお越しいただき

昨今の出版業界の動きについてお話いただきました。

iPS細胞開発でノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授。

山中教授関連の本もよく売れました。

そして残念ながらノーベル文学賞、今年も受賞ならず!の村上春樹さん。

出版・書店業界もかなり気落ちしましたが、

今後に期待しましょう。

そして、「永遠の0(ゼロ)/百田尚樹」の文庫が累計売上げ100万円の大台突破。

単行本は売れなかったのに、文庫が売れるというのは珍しいことだそうです。

また、この1年間に売れた文庫のランキング、田口さんのお店であるジュンク堂池袋本店と

御茶ノ水の丸善では、ラインナップが全然違います。

ジュンク堂池袋の1位は「1Q84/村上春樹」。

いっぽう御茶ノ水の丸善の1位は「傍聞き(かたえぎき)/長岡弘樹」。

書店によって、仕掛け販売(フェアなど)を積極的にやる場合もあるので

ランキングも変わってくるようです。

そして田口さんのオススメ本。

「シルバー川柳- 誕生日 ローソク吹いて たちくらみ」(ポプラ社)

シニア世代の人生の達人たちによる川柳傑作選。

邦丸さんも大ウケ!

「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」著者・奥山晶子さん

k20121030n.jpg

新しいスタイルの葬儀実用書「葬式プランナーまどかのお弔いファイル(文藝春秋社)」

の著者・奥山晶子さんにお越しいただきました。

葬儀社に勤務した経験から、2008年に、日本発の喪主向け葬儀実用誌

「フリースタイルなお別れざっし 葬」を発行。

今回の著書も、小説スタイルで、葬儀に関する疑問や悩みを解決してくれる本です。

「ちょっと待ってて葬 予期しなくてもなんとかなる」の章では

突然喪主になってパニックになる前に、1日考える時間を設けては?とアドバイス。

「D.I.Y葬 葬儀屋なしでもなんとかなる」の章では

棺など葬儀に必要な備品は実はネット通販等で購入できる・葬儀屋に発注しなくても

自分たちだけでもなんとかできる、とアドバイス。

葬儀に関する、新しいタイプのテキスト本になっています。

そして奥山さんのオススメ本。

「醤油鯛/沢田佳久」(アストラ)

駅弁で見かける魚の形の醤油入れ「醤油鯛」を集めて分類した図鑑のような本です。

 

本人になりきる「本人術」・イラストレーターの南伸坊さん

k20121023k.jpg

イラストレーターで装丁デザイナー・エッセイストの南伸坊さんにお越しいただきました。

南さんといえば、ご自分の顔をキャンバスにして似顔絵を描き、本人になりきる「本人術」で

いろんな人になりきっていますが、最新刊「本人伝説(文藝春秋社)」では、

スティーブ・ジョブズ、ブータンのワンチュク国王、ダライ・ラマ14世、石破茂さん、

マツコ・デラックスさんなど話題の人から渋い文化人まで総勢74人になりきっています。

さらに、まるで本人が書いたようなエッセイも添えられています。

写真だけでなく文体や考え方までなりきる本人術!

写真をCG補正したりというデジタル処理は一切していません。

お顔の形も全然違うのに、なんでこんなに似てるの!という姿ばかり。

是非書店で手にとってみてください。

そして南さんのオススメ本。

「ナメクジの言い分/足立則夫」(岩波書店)

フリージャーナリストの筆者がなぜかナメクジをひたすら掘り下げた話題の本。

「俳優・亀岡拓次/戌井昭人」(フォイル)

劇団を主宰し、自らも俳優である筆者が作り出した架空の人物・亀岡拓次の日常を綴る短編集。

漫画家・藤子不二雄Aさん登場!

A先生.JPG

漫画家の藤子不二雄Aさんにお越しいただきました。
単行本「78歳いまだまんが道を・・・」が出版された藤子A先生、
藤子不二雄といえば我孫子素雄(A先生)と藤本弘(藤子・F・不二雄)の
コンビというのはあまりにも有名ですが
最初はF先生からA先生に「一緒にやろうよ」と声をかけたのがきっかけだったとか。
最初はふたりで描いていましたが、「オバQ」を最後に、
それぞれ別の作品を描くようになりました。
F先生は筆圧が弱く白っぽい絵柄、A先生は筆圧が強く黒っぽい絵柄なので
白い藤子、黒い藤子と呼ばれたこともあったとか。
F先生はひたすら真面目な性格で、A先生は社交的でお酒好き、遊びも好き。
対照的なおふたりです。でも40年以上、ケンカというケンカは全くしませんでした。
一時はA先生は、F先生のマネージャーになるべきなのかと悩んだ時期もありましたが
代表作「笑ゥせぇるすまん」を描き始めてから、方向性もはっきりし、転機になったのだとか。
そのほか斬新なゴルフ漫画「プロゴルファー猿」も話題になりました。
これからは、日本の高度成長を支えた今の60代の人たち(シニア)向けに、
元気になる明るい漫画を描きたいそうです。いま毎日、小田急線で仕事場に通い
行き帰りの車内の人たちの顔を見るといろんなアイデアが湧いてくるそうです。

近代詩の伝道師で古本好きのPippoさん登場

k20121009j.jpg

このコーナー3回目のご登場で、登場するたびに大反響の

近代詩の伝道師で古本好きのPippo(ぴっぽ)さんにお越しいただきました。

今月の下旬に発売の「本の雑誌」社からムック本「別冊 古本の雑誌」にて

Pippoさんと、Pippoさんの分身(?)古本ざしきわらしちゃんが「古本女神(栞子さん?)を求めて」

というテーマで、すてきな古本屋を探検するページが掲載されます。

また、Pippoさん主催の詩の朗読会イベント「ポエトリーカフェ」ですが

10/14(日)は「酒」をテーマにした入門編、

10/27(土)は山之口獏という詩人を特集した朗読会、がそれぞれ行われます。

詳しくは、下記のPippoさんの公式サイトをご参照ください。

そして恒例の近代詩の朗読、今回は大木実という詩人の詩集から3篇ほど紹介。

今回の、Pippoさんのオススメ本も詩集です。

「いつか別れの日のために/高階杞一」(株式会社 澪標)

近代詩の世界、深いです!

 

Pippoさんの公式サイト「P-Wave」

http://pippo-t.jp/

ジュンク堂池袋本店、趣味・実用コーナー担当者が登場!

k20121002i.jpg

ブック・コンシェルジュでジュンク堂池袋本店の田口久美子さん、そして
同じジュンク堂池袋本店の「趣味・実用」コーナーご担当の、中益律子さんに
お越しいただきました。
中益さんの担当される趣味・実用コーナーは、料理やアウトドア、
旅行のガイドブックなどが並ぶ売り場。いちばんの主力はスポーツ書だそうです。
売れ筋はサッカー関係。長谷部誠さんの「心を整える」やなでしこジャパン関連の本は
よく売れています。
内田篤人選手や吉田麻也選手など、若手サッカー選手の本は、特に女子が買っていくそう。
サッカーのほかにも野球の本も人気です。
そして恒例、中益律子さんのオススメ本紹介。
「沢村貞子の献立日記」(新潮社)
沢村さんの、26年間にわたる実際の献立日記をもとにした本。
そして田口久美子さんのオススメ本。
「光圀伝/冲方丁」(角川書店)
若き日の水戸光圀公を、史実に基づいて描いた大河エンタテインメント小説。

霊感漫画家・伊藤三巳華さん

k20120911j.jpg

著書「スピ☆散歩」や「視えるんです」が大人気の霊感漫画家・伊藤三巳華さんに

お越しいただきました。

子供の頃、霊がたくさんいる通称「幽霊団地」に住んでいた伊藤さん。

伊藤さんには、よく見えるらしいですが、出来るだけ気づかれないように

深入りしないようにしているそうです。

伊藤さんの漫画は、ホラー漫画にもかかわらず絵のタッチがとてもポップで

可愛いのが特徴です。

今までにもいろいろと恐ろしい体験をしてきた伊藤さんの怪談を

恐ろしいBGMつきでお話いただきました(純子アナビビっていました)

そして伊藤さんのオススメ本です。

「無人島に生きる十六人/須川邦彦」(新潮社)

明治31年、太平洋上で座礁した船の乗組員16人の、サバイバル生活を

描いた実話。日本人としての誇りを忘れない乗組員たちの姿に感動。

「ガラスの仮面/美内すずえ」(白泉社)

いわずと知れた大長編演劇漫画。北島マヤと速水真澄がついに?

今月26日には最新巻49巻が発売です。

書店にとって「サイン会」とは?ジュンク堂池袋本店の田口久美子さん

k20120904l.jpg

ブックコンシェルジュ・ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんにお越しいただきました。

今月から新企画「教えて!本屋さんのお仕事」です。今回は「サイン会」について。

ジュンク堂は、(作家さんの)トークイベントを数多く行っているので

正直サイン会はあまり得意でないんです(笑)とのことでしたが

サイン会を実施する場合、やはりお客さんの数の読みと、開催時間の設定がポイントです。

大江健三郎さんのサイン会のとき、整理券を少なめに出したにもかかわらず

大江さんがお客さんと話し込みすぎて、時間が大幅に押してしまったとか。

また、宝塚のスター大浦みずきさん、歌舞伎役者の中村吉右衛門さんのサイン会は

ものすごくたくさんの人が押し寄せて田口さんたちはてんてこ舞いだったとか。

そして今回の田口さんのオススメ本です。

「東京プリズン/赤坂真理」(河出書房新社)

10代半ばでアメリカに留学した主人公の「マリ」が挑む大きなテーマ「東京裁判」・・・

「日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土」(ちくま新書)

「日本の国境」(新潮新書)

国境問題が日々のニュースになる今、詳しく知りたい人に。

 

 

前の10件 14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24