終わりよければ・・・(放送終了)

8月1日~8月4日の「ラジオ サロン・de・くにまる」のゲストは陣内孝則さん

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8月1日(月)「ロッカー 陣内孝則」
目立つことが大好きだった陣内孝則さんは、高校2年の時にザ・ロッカーズというバンドを結成します。博多のコンテストでグランプリ、東京へ進出と順調なスタートを切ったロッカーズでしたが、なんと数年で解散してしまいました。生活も一緒だったのでメンバーの間がギクシャクしてしまったのです。
ロッカーズは人気がありましたが、時には会場にお客さんがほとんど居ない事もありました。ロッカーズのメンバーはこれも「活動をやめた方がいいか」と受け取ってしまったようです。でも、ビックになる人ならばたぶんここで考えるんだろうなと、当時を思い出して話す陣内さんです。

8月2日(火)「俳優としての活動」
陣内孝則さんの最初は映画「爆裂都市」の主演。俳優経験が無くてどうして良いかわからない中、「あんまり芝居しなくていいから」と言われて更にわからなくなってしまった陣内さんでした。
そんな中、桑名正博さんに紹介されたのが、演出家の青井陽治さんの舞台です。暴走族でサディストな歯医者という役は滅茶苦茶でしたが、それが功を奏して陣内さんが舞台に出てくるだけでお客さんが笑って拍手をしてくれたのです。これで俳優という仕事が面白くなってしまった陣内さんです。
その後、陣内さんはドラマで人気が出ます。後の月9ドラマです。この頃のドラマは撮り方が滅茶苦茶だったと陣内さんは当時を振り返ります。
俳優として名前が売れてきた陣内さんが結婚したのは倉本總さんの後押しがあったから。倉本總さんらしいエピソードを陣内孝則さんは話してくれました。

8月3日(水)「プライベートについて」
休日は馬券を買いに行くと言う陣内さんですが、最近はまっているのは昔のギャング映画だそうです。紙芝居のような映画だけど今の映画に無い面白みがあると陣内さんは話します。ちなみに映画の友はアイスキャンディーのガリガリ君だそうです。
福岡会の話も伺ってみました。福岡出身の人たちが集まる(俳優、ミュージシャン等の)会ですが、凄い人が集まるようになってしまい逆に会は開きにくくなってしまいました。福岡出身者は郷土愛にあふれていると話す陣内さんです。
福岡出身者の俳優の数そのものも増えましたが、これには自分も少し関わっているのではないかと陣内さんは話してくれました。それは・・・。

8月4日(木)「新舞台の話・今後について」
この夏に、平将門に取り付かれた織田信長を陣内さんは演じます。極悪非道でありながら実は・・・と、落ちのある役どころです。プロジェクションマッピングを活用するので従来とは違うスケールの演劇になると陣内さんは話します。
これからどんな役をやってみたいかと伺ったところ、いろいろな役の中で悪役が一番面白かった、とことん悪い人を演じてみたいのだそうです。そして、百の演技力よりも一つの当たり役、そして脚本がおもしろいのが一番なのではないかとも話す陣内さんでした。

<プロフィール>
1958年生まれ、福岡県出身。博多"めんたいビート"を代表する伝説的ロック・バンド"ザ・ロッカーズ"のヴォーカリストとして80年にアルバム『フー・ザ・ロッカーズ』でメジャー・デビュー。バンド解散後はソロとして活動。82年に映画『爆裂都市 BURST CITY』に出演し、役者としての才能も開花。以後、個性派俳優として映画やTVドラマなどで幅広く出演。