今週の『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと西川文野アナウンサーが、
横浜・本牧にある名所『三溪園』を訪れた模様をお送りしました。
三溪園は、明治から昭和にかけて、実業家の原三溪が作り上げた庭園で、
広大な敷地の中に重要文化財の建物が立ち並び、港町・横浜を代表する
名所の一つとなっています。
【原三溪】
1868年、岐阜県生まれ。旧姓は青木。18歳で上京し、早稲田大学の前身である
東京専門学校で学んだ後、横浜の生糸商・原善三郎の孫娘であるヤスの婿養子と
なり、近代的な事業経営を次々に展開し、財を成す。また、実業の世界で活躍する
一方、社会福祉関係でも要職に就いたほか、更には美術品の収集やアーティストの
パトロンとしても有名。1939年、70歳で逝去。
そんな原三溪が作り上げた三溪園、邦丸さんは半世紀ぶり、西川アナは初めての
訪問となりました。
事業課長の吉川さんにご案内いただき、京都から移築されたという三重塔をはじめ、
元々はプライベートな空間だったという内苑、普段は非公開の隠居所、大正年間の
鉄筋コンクリート造りという蔵、これから花ショウブの季節を迎える素敵な池などを
拝見しました。
続いて、元々は紀伊徳川家が和歌山・紀ノ川沿いに建てた別荘で、17世紀の数寄屋
風書院造だという臨春閣や、豊臣秀吉が母親のために建てたというお堂、徳川家光が
二条城内に建て、後に春日局が賜ったと伝わる聴秋閣など、たくさんの重要文化財を
時間の許す限り堪能させていただきました。
また、素敵な風景がたくさんあることから、結婚式の前撮り場所に選ばれることも多く、
実際に、この日も撮影している方がいらっしゃいました。
なお、今回は時間の都合ですべてを拝見することができなかったため、あらためて、
秋頃にでも再訪することを約束し、一行は三溪園を後に・・・。
この後、山下公園へと移動し、開催中だったベルギービール・ウイークエンドにて、
恒例の"修行"を行い、今回の探訪を終えました。
次回は、「伊勢志摩」の見どころをご紹介します。お楽しみに!