終わりよければ・・・(放送終了)

11月2日~11月6日の「ラジオ サロンdeくにまる」のゲストは教育評論家の尾木直樹さん

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11月2日(月)「受験失敗」 
気象予報官だった父親の影響で、子供のころから天気や地震には詳しかった尾木ママ。地震が起きたらまずは揺れの時間や方角を確認する癖がついてしまったそうです。高校受験に高熱で失敗。しかし何とか私立の高校に滑り込みます。入学後、体罰をする教師が許せず、「先生、それは憲法違反です!」と毅然と立ち向かうのですが...

11月3日(火)「複雑な思いの高校時代」 
親の転勤により転校することに。編入試験を受けるのですが前の学校の体罰教師が成績に赤点(落第点)を付けたため、受験資格がないといわれてしまいます。そこで、新たな学校でもう一度1年生からやり直します。ところが同じことを2度やるのが結構苦痛で、授業以外の学校行事などには一切でなくなってしまうのでした。

11月4日(水)「大学サークルが面白い」
早稲田大学で農村問題研究会というサークルに入ります。世の中は学生運動が盛んで、なかなか授業も行われない時代でした。サークル活動は農村の調査や分析をして提言をまとめるという活動でしたが、やってみると実に面白い。今の尾木ママの研究活動にも大変役立っているそうです。学生時代に出会われた奥様とのなれそめについてもお話しいただいています。

11月5日(木)「教師になって~オネェ言葉のルーツ~」 
教師となり、生徒たちとのコミュニケーションに交換ノートを始めます。いろいろ決め事があり、学校では読まない、家で返事を相談と同じ分量書くなどして信頼関係を気付いてきました。そうやっているうちに女生徒たちの言葉遣いが移ってしまい、今のキャラクターの基礎が出来上がりました。今の教師たちが抱える課題について提言もしていただきました。

11月6日(金)「自分の子育てはしくじった」
よく墓参りや仏壇を拝む子供たちは、優しい心が養われているという研究結果を発表した尾木ママ。その調査内容についてお話しいただいています。子育ての専門家でありながら、自分の子育てについては『しくじった』そうです。特に口がうまい親は、いい子症候群に気を付けたほうがいいとアドバイス。自分が本などに書いておきながら実は自分がやってしまっていたという反省の弁です。

<プロフィール>
1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、私立海城高校、東京都公立中学校教師として、22年間子どもを主役としたユニークで創造的な教育実践を展開、その後大学教員に転身。
2003年に法政大学キャリアデザイン学部教授に着任。2012年4月からは法政大学教職課程センター長・教授に就任。主宰する臨床教育研究所「虹」では、所長として子育てと教育、メディア問題等に関する現場に密着した調査・研究に精力的に取り組んでいる。