『おもしろ人間国宝』には、「日本参道狛犬研究会」の会長を務めていらっしゃいます、
落語家の三遊亭円丈師匠にお越しいただきました。
狛犬を見るため、これまでに4000社以上の神社・仏閣を巡ってこられたという円丈師匠
によりますと、明確な系譜が残っているわけではありませんが、狛犬というのは、本来は
獅子とも、朝鮮半島の高麗(こま)から伝来した高麗犬だったとも言われているそうです。
また、円丈師匠は狛犬に出会った際、一つ一つの狛犬を写真に撮り、建立年・石工名・
奉納者などを細かく調査されています。そして、そのデータを基に神殿狛犬と参道狛犬、
全国共通タイプと地域タイプというように、全部で14種類に分ける独自の分類方法まで
確立されたそうです。
ちなみに、三遊亭円丈師匠は狛犬好きが高じて、既に2対の狛犬を購入されている他、
神社に狛犬を奉納されたこともあるそうです。