10月5日(月)「上京物語」
東京に出ていた先輩と偶然空港で出会ったことがきっかけで、大分からバイクで上京し、その先輩の東京の家を訪ねて行きます。東京でバンドをやっていると言ったいた先輩は、実はライブハウスでのウェイターだったのだそうです。そのバイト先のライブハウスについていったら、いつの間にかいついてしまい、1週間で大分に帰るつもりが、結局、東京で共同生活を始めることになっていくのです。
10月6日(火)「撮影終わってリーゼント」
ライブハウスでウェイターのバイトをしていたら「役者にならないか?」と声をかけられた竹内さん。その後、2作同時映画デビューを果たします。2枚目トレンディー俳優として売り出しましたが、とても窮屈だったのだそうです。サラサラヘアーで撮影が終わったら、リーゼントにすぐに戻していたのだそうです。メイクさんも「どうして撮影終わったのに整髪剤が必要なの?」と不思議がっていたそうです。Vシネマの黎明期についての話は必聴です。
10月7日(水)「ミナミの帝王で不動の地位」
難波金融伝 ミナミの帝王のヒットで、その後の撮影では次第に自分の意見も通るようになり、スタイルが確立していきます。一般の方からはトレンディー俳優からイメージが変わっていったねと言われたようですが、心の中では「素の姿に戻っただけ」と思っていたそうです。地元の仲間も「戻ったな」といっていたそうです。
10月8日(木)「社長としての思い」
役者の他に、映像制作会社の社長でもある竹内さん。制作の現場にはあまり顔を出さないそうです。行くと周りの人が緊張してやりずらそうなので。作りたい映画は「世界に出せる感動作」アクションでハリウッドにはかなわない。だからストーリーで勝負する。台本には1年以上時間をかけて作り上げる。制作に関わるその熱い思いを語っていただいています。
10月9日(金)「桜のように」
とあるパーテイーで歌手の山本譲二さんと出会い、親交が始まります。ある日寿司屋で「いつか自分の歌で勝負してみたい」という思いを話します。するとその翌日、山本譲二さんがレコード会社と吉幾三さんを紹介し、あっという間に曲が出来上がります。そのスピードの速さに驚いたと言います。
<プロフィール>
1964年、大分県出身。銀行員を経て、86年に映画『キャバレー』『彼のオートバイ、彼女の島』で映画デビュー。以降、トレンディ俳優として活躍。その後オリジナルビデオへ主戦を移し、『難波金融伝・ミナミの帝王』や『仁義』シリーズなど"Vシネマの帝王"として話題に。2000年代後半からは再びTVドラマや一般映画にも出演。音楽活動ではソロのほか、2007年より"双子の弟"RIKI名義としても作品を発表。また、ファッションブランドも経営するなど、活動は多岐にわたる。2015年9月「桜のように」をリリース。