『おもしろ人間国宝』には、「ロバの音楽座」座長の松本雅隆さんにお越しいただきました。
松本雅隆さんは1973年に中世・ルネサンス音楽を演奏する「カテリーナ古楽合奏団」を
結成され、その後、1982年に「ロバの音楽座」を結成。 古楽器や空想楽器などにより、
ファンタジックな音と遊びの世界を繰り広げています。 また、定期的に開催されるワーク
ショップでは、様々な空想楽器を子どもたちと一緒に作られています。
そんな松本さんによりますと、「古楽器というのは、中世・ルネサンス時代に西欧諸国で
使用されていた様々な楽器。しかし、それらの楽器は、ある一部の物を除いて一度絶滅
してしまった。その後、20世紀の初頭より古楽器復興運動が起こり、絵画や文献などを
もとに、徐々に復元製作が始まった。そして、近代の楽器と比較し『古楽器』と呼ばれる
ようになった。 ちなみに、途絶えることのなかった日本の伝統楽器なども古楽器と呼ば
れる」ということでした。
また、もう一つの『空想楽器』というのは、「身の回りのものは全て楽器。新しい楽器の
可能性を」という思いを込めて製作された楽器なんだそうです。
今回は、実際にいくつかの古楽器や空想楽器をお持ちいただき、素敵な音色を奏でて
いただきました。