『おもしろ人間国宝』には、元プロ野球選手で現在は少年野球の指導をしながら、
鉄道写真家としても活動されている屋鋪要さんにお越しいただきました。
「屋鋪要の保存蒸気完全制覇」という本も出されるほどSL好きである屋鋪さんに、
SLの魅力などについてたっぷり語っていただきました。
そんな屋鋪さんとSLとの出会いは11歳の時。地元の少年野球チームで野球に
打ち込む毎日の中、友人が持っていたSL写真集を見て、鋼鉄の車体から生き物
のように煙を噴き上げる迫力に圧倒されたそうです。
その後、写真好きのお父さんと一緒に、SLがたくさん走っていた北海道まで撮影
旅行に行くなど、どんどんSLにハマッていきましたが、中学・高校・プロ野球選手
時代は野球に専念する日々が続いたそうです。
そんな中、引退後の2006年に鉄道好きの長男に誘われ、東京・神田の「交通
博物館」(現在は閉館)を訪れた際、亡き父と一緒に見た「C57形135号機」を
目にしたことにより、忘れていたSLへの思いがよみがえり、全国にあるSL撮影
の旅が始まったのだとか。
そして、博物館での再会から7年2ヶ月かけて、全国にあるすべてのSLを撮影
することに成功されました。