終わりよければ・・・(放送終了)

3月9日~3月13日の「ラジオバイオグラフィー5冊のアルバム」のゲストは作曲家、ピアニストの西村由紀江さん

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3月9日(月)「 ピアノとの出会い 」
子供の頃は人見知りで、自分の思った事をなかなか言葉にできず、他人と話すのが苦手だったという西村由紀江さん。しかし、自宅にあったピアノのド・レ・ミで自分の気持ちを表現する術を知ってからは、「私はピアノでなら会話ができる」と気付き、ピアノ教室でピアノを弾いては一人でニヤニヤする日々を送っていたとのこと。
月曜日は、西村由紀江さんとピアノとの出会いについてお話を伺っています。

3月10日(火)「 逆転の発想 」
「ピアノ教室に通っていた当時は、手が小さくて、定番のピアノ曲は上手く弾けなかった」という西村由紀江さんでしたが、「手が小さいというハンデを逆手にとった曲を自分で作ればいいんだ!」という逆転の発想でオリジナルの曲作りに没頭。そして、19歳の時にレコードデビューのチャンスが訪れるのですが、ここで新たな問題が...。
火曜日は、西村由紀江さんがレコードデビューするまでを振り返ります。

3月11日(水)「 ザルツブルグにて... 」 
レコードデビューを果たしたものの、相変わらず人見知りで、プロモーション活動で自分を上手く表現できないことに悩んでいたという西村由紀江さん。「自分は音楽をやっていて良いのか?」とまで考えるようになってしまったそうです。
そんな西村由紀江さんの問いに一つの答えを出してくれたのが、この番組でもすっかりおなじみ、"ザルツブルグの街"でした。ここでのピアノ講習会に参加したことで、「音楽は自由なんだ。私が楽しめばいいんだ」と感じられるようになったそうです。
水曜日は、「ザルツブルグの自由な音楽」について!

3月12日(木)「 101回目のプロポーズ 」
西村由紀江さんが音楽を担当したドラマ「101回目のプロポーズ」。木曜日は、その時の制作秘話などを伺います。
ドラマの場合、完成した映像を見ずに音楽を作らなければならないことが多いため、西村由紀江さんは「撮影現場の空気感」で曲を作っていくとのこと。そして、「言葉」が思い付かないことはあっても、「音楽」が思い付かないことはないそうです。それならば、くにまるジャパンの「音楽」も作って...くれる? まさかねぇ...。

3月13日(金)「 優しさを届けたい 」
「ピアノで優しさを届けたい」と語る西村由紀江さん。
その言葉通り、西村由紀江さんは現在、「学校コンサート」、「病院コンサート」、また、家庭に眠っているピアノを、東日本大震災によってピアノを失ってしまったご家庭に届ける「Smile Piano 500」など、精力的な活動を続けていらっしゃいます。
最終日は、それらの活動で思ったこと、感じたことなどをお話していただきました。

<プロフィール>
幼少より音楽の才能を認められ、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア諸国への演奏旅行に参加。マエストロや世界の一流オーケストラとも共演し、絶賛を博す。
桐朋学園大学入学と同時にデビュー。
2011年、デビュー25周年を迎え、国内だけでなく、香港、韓国、台湾でのコンサートも成功をおさめる。
2012年、アカデミー賞受賞アニメーション作家、フレデリック・バック氏の絵画とのコラボレーションアルバムを発売し、注目を浴びる。
2015年、通算38作目となるニューアルバム「My Stories」をリリースする。
代表作は、ドラマ「101回目のプロポーズ」、映画「子ぎつねヘレン」、NHK「アーカイブス」など。