終わりよければ・・・(放送終了)

「ジュンク堂」池袋本店の副店長田口久美子さんが芥川賞・直木賞を総括

今週の『本屋さんへ行こう!』には、「くにまるジャパン」が誇るブック・コンシェルジュ、

「ジュンク堂」池袋本店の副店長、田口久美子さんにお越しいただきました。

 

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今回は、先日発表になった第152回「芥川賞・直木賞」の受賞者と作品について、

解説していただきました。

 

まずは、「芥川賞」を受賞された小野正嗣さんの『九年前の祈り(講談社)』について。

田口さんによりますと、「九年前の祈り」というのは、地元の街で深い孤独と悲しみに

さいなまれた女性が、9年前に友人の女性と行ったカナダ旅行の記憶を思い起こし

ながら、静かに立ち上がっていく姿を描いた作品なんだそうです。

 

続いて、「直木賞」を受賞された西加奈子さんの『サラバ!上下巻(小学館)』について。

「サラバ」というのは、著者の西さんご自身の生い立ちと似た幼少期を過ごした男性が、

家族関係に悩みながら自意識と折り合いをつけ、成長していく姿を綴った長編小説だ

そうです。