『おもしろ人間国宝』では、定食評論家で「とことん!とんかつ道」の著者である
今柊二さんにお越しいただきました。
今柊二さんは会社勤務の傍ら、定食評論家として「定食バンザイ!」「定食ニッポン」
「立ちそば大全」など、食に関する書籍を数多く出版されています。 そして、昨年、
とんかつの発祥から全国の美味しいとんかつ店まで、とんかつのすべてが綴られて
いる本「とことん!とんかつ道」を発売されました。
そんな今さんによりますと、「とんかつ」という言葉の発祥については特定が難しいが、
元宮内庁大膳部で西洋料理の経験のあった島田信二郎が1905年に開いた上野の
「ぽん多」が生みの親であると、「近代日本食文化年表」に書かれているそうです。
また、「とことん!とんかつ道」を書くにあたって、100店舗以上のとんかつ店を訪れた
という今さんに、オススメのお店を伺ったところ、昭和二年創業の銀座の老舗「梅林」、
上記の「ぽん多」の系譜を受け継いでいる御徒町の「ぽん多」、経堂や高田馬場など
でチェーン展開している「とんかつ坂井精肉店」などを挙げてくださいました。