『おもしろ人間国宝』では、草笛奏者の河津哲也さんにご出演いただきました。
河津さんは早稲田大学高等学校教諭、早稲田大学文学部講師を勤められ、
2001年に定年退職された後、「関東草笛の会」を設立し、その代表を務め
られています。草笛のレパートリーが、約800曲にものぼるという河津さんは、
現在は学校や福祉施設などで演奏会や草笛教室を開催されています。
そんな河津さんによりますと、日本の草笛の歴史はとても古く、平安時代の
中期に表わされたとされる「宇津保物語」に「草笛」「草刈り笛」という文字が
見られるそうです。また、中国においては唐の時代の資料に、「楽器の一種
としてユズやダイダイが澄んだ音色がする」と書いてあるのだとか。
今回は、「小さい秋みつけた」などを生演奏して頂いたほか、草笛を吹く上で
大事なポイントなどをレクチャーして頂きました。 ちなみに、ポイントとしては、
「唇の形」「葉っぱの持ち方」「葉っぱの当て方」が大事になってくるそうです。
【河津哲也さん演奏会情報】
10月12日・日曜日に「関東草笛の会」の定期演奏会が、立川市にあります
昭和記念公園において開催されます。無料の演奏会となっておりますので、
宜しければお越しください。