終わりよければ・・・(放送終了)

8月11日~8月15日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、宮川一朗太さん

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8月11日 (月) 「名門中学に入学して気づいたこと」
実家が土佐料理店。お母様がなんと元文化放送社員。同期にはすぎやまこういちさんがおられたそうです。両親が教育熱心だったこともあり、慶応にも受かっていたのに、もう一つ波にもまれろとの父親の一言で東京の男子校御三家のひとつ武蔵高等学校中学校に進学。入ってみると女子がいない。小学校の同級生がテレビの金八先生に出ていて、うらやましくなり、高校に入って行動を起こし、劇団に入団します。

8月12日 (火) 「映画のオーディションに合格」
大学受験を控え、親からもう劇団の月謝は払わないといわれて「店を手伝うからバイト代を月謝に充ててくれ」と懇願。その2か月後に「家族ゲーム」のオーディション合格の通知が来ました。封筒には「にっかつ」の文字が。すっかりロマンポルノのオーディション合格と勘違いし、ドキドキしながら封を開けたのだそうです。その後、主演が松田優作さんと知り、一気に緊張が高まります。

8月13日 (水) 「松田優作さんの言葉」
映画の試写を見て自分の演技に失望する宮川さんにやさしく声をかけてくれた松田優作さん。その言葉は今も役者人生の支えになっています。いざ映画が公開になると、周りの状況が一変。期末試験の最中に見回りの先生が声をかけてくるほど。大学は推薦で早稲田に。
高校時代は授業を抜け出して麻雀をしていたこともあったそうですが、みんな要領がよくてハイレベルの大学に入っていったそうです。

8月14日 (木) 「悪役とマイケルJフォックス」
いい人、さわやかな人の核が多かった宮川さん。悪役の仕事が来たときはやったと思ったそうです。主役を堂々といじめられる。役の幅が広がるし、いろいろと考えながら演じるのが楽しいのだそうです。ドラマ半沢直樹での嫌味たっぷりの銀行員役では原作者に「一番銀行員っぽい」と褒められたそうです。一方マイケルJフォックスの日本語吹き替えを30年近くやられていたのですが、一つだけやっていない映画がありました。

8月15日 (金) 「現在恋人募集中」
ぶらり途中下車の旅はほぼ等身大。でも表現については他の人の回を見ながら自分へのフィードバックをするそうです。他の方の演技もいいところを自分に取り込みたいと考えながら見ているそうです。習い事は最近茶道を始めたそうです。そして、現在恋人募集中の宮川さん、23歳の女性に最近ふられたばかり。二人の娘さんの反応と理想の女性像について話してくださいました。

<プロフィール>
1966年、東京都出身。映画・TVドラマ・CMなどを中心に活躍。1982年に映画『家族ゲーム』(森田芳光監督)作品にて、主演デビュー。日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞。代表作は『呪怨 白い老女』、『呪怨 黒い少女』、『希望ヶ丘夫婦戦争』、『感染列島』など。近年の出演作に、TBS『半沢直樹』、フジテレビ『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』、映画『武士の献立』、テレビ東京『殺しの女王蜂』などがある。趣味は競馬、麻雀、パソコン、映画鑑賞。