『くにまるレポーターズ』では、この番組ではお馴染み、移動型メディア・エディターで、
ブルーイッシュメディアのエディターの山本ケイゾーさんにご登場いただきました。
今回は、東日本大震災から丸3年を迎えたのを機に、4月からお送りしている、
「ほぼ国道45号線を仙台空港から宮古まで350キロを歩く」の最終回となる
第4弾ということで、主に「岩手県山田町」の震災直後から現在に至るまでの
様子についてレポートしていただきました。
山本ケイゾーさんによりますと、山田町というのは目の前に広がる山田湾での
牡蠣の養殖などを中心にした漁業の街で、山を削ると縄文土器の欠片が出て
くることがある程、歴史の古い土地でもあるそうです。湾のすぐそばを海岸線と
平行して走る国道45号線と、JR山田線沿線を中心に商店街や街の中心部が
広がっていましたが、震災の地震と津波による被害に加えて、大規模な火災が
発生し、結果として街のおよそ6割がほぼ消失、800人以上が亡くなり、現在も
100人以上が行方不明のままなんだそうです。
今回は、震災発生時、「山田町観光協会」のスタッフのお一人として山田町の
ために力を尽くされ、現在は地元のスーパーマーケットに勤める傍ら、「新生
やまだ商店街協同組合」の事務局長として、商店街の復活に奔走されている
女性、椎屋さんの話題を中心にお話し頂きました。
また、コーナーの後半では、仙台を拠点にしながら主に東北地方の漁業について
取材されている、漁業ジャーナリストの菊地正宏さんにお電話をつなぎ、「ニホン
ウナギのレッドリスト入り」というニュースなどを受けて、「ここ最近のウナギ事情」
についてレポートしていただきました。