本日のゲストは、サッカーとジョークが大好物というイギリス人翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんでした。
スティーブンさんは、日英で教鞭をとられた経験があるのですが、日本の授業で学生たちが鉛筆を使っていることにカルチャーショックを受けたそうです。
イギリスでは鉛筆はまだペンを使えない幼い子供に使わせるもので、スティーブン少年は12歳になったら、何でも万年筆で書かなければいけなかったとか。ですから、スティーブンさんのノートは、染みや汚れだらけで書き間違いを線で消した痕がたくさんあったそうです。
一方、日本の学生のノートは、きれいで完璧なノートばかり。しかし、そこには発見と理解のプロセスが記録されていません。これでは、子供は間違いを恐れ、リスクを回避するようになってしまわないかということでした。
確かに、日本人はミスを極端に嫌う国民だといわれています。失敗を学んでこそ、自由な発想が生まれると、おっしゃっていましたよ。