『おもしろ人間国宝』では、「ソーメン研究家」のソーメン二郎さんに
ご出演いただきました。
ソーメン二郎さんは奈良県の三輪そうめんの製造・販売を営む家系に生まれ、
物心ついた時には既にそうめんを食べていたそうです。そして、幼稚園の頃
から、そうめんに合う薬味を探し始め、以来、そうめんの歴史・文化を研究し、
そうめんの普及活動に務めていらっしゃいます。
ちなみに、普段はテリー植田という名前で、イベントプロデューサーとして、
東京カルチャーカルチャーや東急ハンズなどで活動されているそうです。
そんなソーメン二郎さんによりますと、そうめんは1300年ぐらい前に奈良の
平城京に都がある頃、中国から伝わったとされており、当時は索餅と言って
小麦粉と米粉を棒状にしたお菓子のような物だったそうです。その後、室町
時代には、そうめんと呼ばれるようになったそうですが、当時は醤油のない
時代だったため、お酢や醤油の原型といわれる醤に、梅や胡椒などを合わ
せて食べていたのだとか。そして、江戸時代の元禄の頃になると、醤油が
出来て今のつゆにつけるスタイルとなり、揖保の糸や三輪素麺がブランド
として名を馳せたそうです。
今回は、「揖保の糸」や「半田そうめん」「三輪そうめん」などをスタジオに
お持ちいただき、ソーメン二郎さんオススメのつゆや薬味で試食させて
いただきました。