『くにまるレポーターズ』では、この番組ではお馴染み、移動型メディア・エディターで、
ブルーイッシュメディアのエディターの山本ケイゾーさんにご登場いただきました。
今回は、東日本大震災から丸3年を迎えたのを機に、4月からお送りしている、
「ほぼ国道45号線を仙台空港から宮古まで350キロを歩く」の第3弾ということで、
主に、「岩手県釜石市唐丹町の花露辺(けろべ)地区」の震災直後から現在に
至るまでの様子についてレポートしていただきました。
山本ケイゾーさんによりますと、この「釜石市唐丹町の花露辺地区」というのは、
陸地がほとんどない典型的なリアス式海岸にある漁師町で、震災前は68世帯、
人口198人で少子高齢化が進んでいたそうです。そして、震災で全壊18世帯、
半壊を含めると25世帯が被害を受けましたが、地域にいた人の大半が高台に
に避難したことにより、地域の人的被害(死亡者)は1人だけだったそうです。
また、他の被災した地域とは大きく異なり、震災当夜より電気があったほか、
テレビ受信も可能で、暖を取るストーブもあり、そして何よりも温かい食事が
あったんだそうです。
また、コーナーの後半では、仙台を拠点にしながら主に東北地方の漁業について
取材されている、漁業ジャーナリストの菊地正宏さんにお電話をつなぎ、「カツオの
不漁」や「ニホンウナギのレッドリスト登録」など、「ここ最近の漁業事情」について
レポートしていただきました。