本日のゲストはサッカーとジョークが大好物というイギリス人翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんでした。
スティーブンさんは、来日以来、日本の身の回りにある小さなものに魅了されるといいます。日本人は、古くから盆栽・生け花・茶室・俳句など、小さな文化や芸術を愛でてきました。
それは日本のものづくりにも言え、トランジスタラジオやウォークマン、電卓、軽自動車などの小さな製品が世界を席巻してきました。そこで今日は日本の「小さきもの」について考えてましたよ。
スティーヴンさんが日本の小さなもので不思議に思ったのが「タナゴ釣り」。
江戸時代から高尚な遊びとして知られているのですが、30cmくらいの竿で5cmのタナゴを釣る!その究極のミニマム釣りが忘れられないといます。
古いものでいえば、江戸時代、印籠や煙管道具を帯から吊るすための細工が施された留め具、「根付」にも魅了されたといいます。「根付」は芸術品として欧州でも人気が高く、大英博物館にも展示されているそうです。
また、スティーブンさんは子供のころから文房具が好きで、いまも銀座の伊東屋などで、日本の文房具の奥深き世界を堪能しているそうです。