『おもしろ人間国宝』では、主に動物の骨を撮影されているフォトグラファーの
湯沢英治さんに出演して頂きました。
湯沢さんは2006年から動物の骨格標本の撮影を開始され、2008年には
初の写真集となる「BONES 動物の骨格と機能美」を早川書房から出版され、
更に2011年には「BAROCCO 骨の造形美」を新潮社から出版されました。
そして、去年の11月に3冊目となるBONESの完全版「REAL BONES」を
刊行したところ、これまでの作品と合わせて、アートと生物学の双方の観点
から話題となり、多くの雑誌・新聞・テレビなどに取り上げられています。
そんな湯沢英治さんが動物の骨を撮影されるようになったのは、2006年に
地元の動物園で展示していたウサギの骨格標本を、何気なく撮影したのが
きっかけだったそうです。一般的なウサギのイメージといえば、耳が特徴的で
カワイイ顔をしているが、骨格には耳もなくカワイイ雰囲気も全くなかったため、
自分の知っている動物と実際の動物には大きな差があり、とても面白いと
思い、そこから骨格の写真を撮るようになっていったそうです。
【湯沢英治さん写真展情報】
6月14日から7月10日まで、東京アートギャラリーにて写真展を開催されます。