『おもしろ人間国宝』では、「金魚研究家」の川田洋之助さんに
出演して頂きました。
"金魚歴"が40年以上で、現在は千匹以上の金魚を飼っているという川田さんは、
「金魚のすべて」や「四大地金魚のすべて」といった著書も出版されています。
そんな川田さんによりますと、「金魚の原種はフナの突然変異で生まれた赤い
フナのヒブナで、今から1500~2000年ぐらい前に中国で発見され、10世紀
後半ぐらいから本格的に飼育されるようになった。金魚が日本へやってきたのは
16世紀の始め頃で、室町時代の末期と言われている。しかし、戦乱期だった
ことと、養殖技術も無かったために一般に広まることはなかった。再び人気が
高まったのは江戸時代に入ってからで、当初は高級品として武家の池などで
飼われていたが、次第に庶民にも普及していった」とのことです。
ちなみに、千匹もの金魚を飼っている川田の好きな品種は、一番金魚らしい
金魚だという「リュウキン」や、頭に肉のコブがあり、背びれがないのが特徴
だという「ランチュウ」などだそうです。