『音楽マスターピース』では、音楽ライターで翻訳家の五十嵐正さんに
出演していただきました。
今回は、3月17日がアイルランド共和国の祝祭日、聖パトリックの祝日
(セント・パトリックス・デー)ということにちなんで、3月から5月あたりに
かけて来日予定のアイルランドのアーティストの曲をご紹介頂きました。
まず、ご紹介いただいたのは、フィドル、ボタン・アコーディオン、フルート&
イリアンパイプス、ブズーキ&ギター、バウロン(打楽器)の編成の5人組、
「Tada(テーダ)」というアイリッシュ・ミュージックのバンド。 デビューして
10数年となる「Tada」は、アイルランドの伝統音楽界を代表するバンドの
ひとつなんだそうです。
続いて、ご紹介頂いたのは、アコーディオン奏者のシェイマス・ベグリー。
シェイマスはアイルランド西部、ケリー州ディングルで農業を営みつつ音楽
活動を続ける人で、ベグリー家は優れた歌手やミュージシャンを数多く輩出
している音楽一家なのだとか。また、農夫らしいごつい外見の印象を裏切る
優しい歌声が印象的ということでした。
次にご紹介頂いたのは、アイルランドを代表する、まさに国民的歌手だという
メアリーブラック。80年代からずっと第一線で活躍してきた方で、今では日本
にもたくさんアイルランドのアーティストが来日するが、90年代前半に最初に
アイルランドの音楽を日本に届けてくれたのが、チーフタンズとこのメアリー・
ブラックだったそうです。
そして、最後にご紹介頂いたのは、主要メンバーがアイルランド系アメリカ人
からなるアイリッシュ・アメリカンのトップ・バンド「ソーラス」。96年結成なので、
既に18年のキャリアがあり、高い演奏能力と洗練されたアレンジが売り物
だということでした。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.Miss Cassidy's/All Around the Roo/The Ballingra Lass / Tada(テーダ)
2.Dán Lae Breithe / Seamus Begley(シェイマス・ベグリー)
3.Marguerite and The Gambler / Mary Black(メアリー・ブラック)
4.Tell God and the Devil / Solas(ソーラス)
以上の4曲でした。