終わりよければ・・・(放送終了)

12月24日~12月27日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、俳優の塩見三省さん

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12月24日(火) 「さんちゃんの青春時代」
ラジオに出るのが生まれて初めてだという塩見さん。親しみをこめて「さんちゃん」と呼ばせていただきます。1948年生まれ、京都出身のさんちゃん、いたって消極的な学生時代を送ります。同志社大学卒業後、ひとりで海外放浪の旅に出たのですが、ここで生涯最大のピンチを迎えました。今日はなんとその時の証拠品をスタジオに持って来てくれました!

12月25日(水)「俳優として活動」
自分から前に出ない、人見知りで消極的な塩見さんですが、自分に唯一力があるとすれば「人に出会う力」だと語ります。28才で入所した演劇劇団「円」では、生涯の恩人・岸田今日子さんとの出会いがありました。そして演出家のつかこうへいさんとの出会い。つかさんの「熱海殺人事件」では主演も務めました。決して前に出ようとしない塩見さん、主演としてみんなを引っ張っていくことができたのでしょうか?

12月26日(木)「あまちゃんの『琥珀の勉さん』」
今日は全部「あまちゃん」のお話です!今年の一大ブームになったNHK朝ドラ「あまちゃん」で、塩見さんはご存じ「琥珀の勉さん」を演じました。宮藤官九郎さんが脚本を書くと聞いて、普段自分から「やりたい」と言わないさんちゃんが動いた!作品の中に入りたい、と自らアピールして出演が決まりました。「今思い出しても、素敵な時間だったなあ・・」と目を細める塩見さんに、あまちゃん撮影時のお話をたっぷり伺っています。

12月27日(金)「塩見さんのプライベート」
もうだいたい想像がつくと思いますが、塩見さんは、撮影や稽古のあとみんなで飲みに行くといった場面でも「僕帰ります」と言ってさっさと家に帰ってしまう人です。おうちが好きなんだそうです。来年1月からスタートするNHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」にも出演、日本を代表する名バイプレイヤーの塩見さん、こうしたい、というのがあまりないと言いながら、今後の抱負も話してくれました。

<塩見三省>
1948年1月12日生まれ、京都府出身。同志社大学卒業。
1978年、演劇集団「円」に入団。
中村伸郎、岸田今日子らとともに別役実や太田省吾の舞台作品に出演。
1989年より、つかこうへい作・演出の舞台「今日子」「幕末純情伝」「熱海殺人事件~塩見三省スペシャル」の3連作に出演。
1991年、「12人の優しい日本人」(中原俊監督)を機に映画にも場を広げ、現在は映画、ドラマ、CMなど映像作品を中心に活動している。
2004年、映画「樹の海」(瀧本智行監督)で第15回日本映画批評家大賞・助演男優賞受賞。