スペシャルウィークの本日は、歌舞伎町案内人にして中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんと、韓国ソウル市ご出身、国際法学者で明治大学法学部助教の金惠京(キム・ヘギョン)さんをお迎えしました。
金惠京さんは、幼いころから憧れだった日本の明治大学に21歳で入学。卒業後も研究者としての道を歩まれ、早稲田大学大学院で博士号を取得。ニューヨーク、ワシントンで研究生活を送ったあと母校の明治大学で教鞭を取られています。
一方の李小牧さんは在日歴25年。「歌舞伎町一の親日家」を公言されているのですが、どうも東アジアの3つの国の関係に暗雲が立ち込めています。
果たして、日本、中国、韓国の関係はどう修復すればいいのか、お話を伺い
ました。
金惠京さんによりますと、今回、中国が発表した「防空識別圏」をきっかけに
日米韓の会談を開くべきだと提言され、お互いの国が政治・歴史・文化の理解
に努めることが関係修復の近道だとおっしゃっていました。
一方、李さんも中国の「防空識別圏」はそれほど大きな意味はなく、日米韓が
反発したことによって、中国政府も強い姿勢に出ないのではないかということ
でした。
これからも日中韓の関係は注目してきます。
お二人の近著は・・・
李小牧さん「微博の衝撃」(阪急コミュニケーションズ)
金惠京さん「涙と花札 韓流と日流のあいだで」(新潮社)