終わりよければ・・・(放送終了)

11月18日~11月22日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、女優の中越典子さん

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11月18日(月) 「3姉妹の末っ子」
九州・佐賀で生まれ育った中越さん。両親とふたりのお姉さんに囲まれて、とても甘えん坊な少女でした。人との交流が苦手で閉じこもることが多く、芸能界にもほとんど興味がなかったそうです。高校では芸術科でずっと絵を描いていました。カメラマン志望の友だちが撮ってくれた中越さんの写真、焼き増し希望の欄に他のクラスメートからたくさんの「正」の字が付いていたのを見て、「もしかして被写体としてイケるかも?」とはじめて自信を持ちました。人見知りな少女時代のお話です。

11月19日(火) 「上京からデビューまで」
中越さんの出身校は佐賀北高校。夏の甲子園で初優勝したときは中越さんもアルプススタンドで観戦、みんなで熱くなったそうです。卒業後上京し、原宿にある専門学校に通います。念願の東京ライフを満喫しているうちにスカウトされ、モデルのバイトを始めます。その後雑誌「ViVi」のモデルとして活動するのですが、日本人離れしたプロポーションのモデルたちに囲まれ、劣等感を感じることも。本格的に中越さんが女優デビューする直前までのお話です。

11月20日(水) 「NHKの朝ドラ『こころ』」
中越さんの名前を一躍全国区にしたのが、NHK朝の連続テレビ小説「こころ」。オーディションには4回連続で落ち、5回目で見事ヒロインに選ばれました。ほとんど演技の勉強もしていなかったので、演出家にすべての演技をつけてもらっていたそうです。共演者は岸恵子さん、伊藤蘭さん、寺尾聰さんなど錚々たるメンバー。過酷な撮影スケジュール、膨大な台詞・・・女優人生のいちばん最初に、こんな独特な10か月を過ごしたことは非常に勉強になったそうです。

11月21日(木) 「舞台の仕事」
中越さんは舞台にも多数出演しています。舞台は長期間同じ仲間と過ごし、稽古後に食事や飲みに行く機会も多いなか、そういった場が苦手だった中越さんは飲み会に参加するにも勇気が要りました。でも素敵な先輩たちとの交流でいろいろ影響を受け、楽しくなってきたそうです。ある先輩女優が中越さんにかけてくれた一言が、今でも強く印象に残っているそうです。

11月22日(金) 「プライベートについて」
中越さんのプライベートは、陶芸をしたり絵を描いたりと、やはりインドア派。12月13日からの中越さんの出演舞台「直人と倉持の会Vol.1『夜更かしの女たち』」は、大好きな竹中直人さんプロデュースの作品。出演女優の人数も多く、「戦いです」と語ってくれました。目標や計画を考えたことがなく、今が精いっぱいという中越さんですが、実はまだ誰にも話していない「大きな野望」があるそうです・・・。

<中越典子>
佐賀県出身。女性ファッション誌のモデルとしてデビュー。その後、TBS『王様のブランチ』のレポーターとして活躍し知名度が上昇。2003年、NHK連続テレビ小説『こころ』のオーディションに合格し、女優として本格始動。代々浅草で営まれるウナギ屋の娘・こころ役で主演。主な出演作品に、テレビ朝日『警視庁捜査一課9係』『必殺仕事人』、映画『マダム・マーマレードの異常な謎〜出題編』『サラリーマンNEO劇場版(笑)』『岳〜ガク〜』『孤高のメス』、 舞台『マイ・ロマンティック・ヒストリー〜彼の事情と彼女の都合〜』『ヴィーナス・イン・ファー』『こどもの一生』ほか多数。
最新ニュースはこちら http://www.cubeinc.co.jp/nakagoshi/
来月13日からは、下北沢・本多劇場にて直人と倉持の会Vol.1『夜更かしの女たち』に出演する。
公式サイトはこちら http://www.naoto-kuramochi.com/