終わりよければ・・・(放送終了)

9月24日~9月27日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、柴田理恵さん

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9月24日(火) 「子供のころの話/ワハハ本舗結成」 
柴田理恵さんは富山県の生まれ、まじめな優等生タイプの子供でした。
中学時代に山本リンダの物まねをしてクラスメートにうけたとき人を楽しませることの面白さを知った柴田さんは、演劇の道に進むことを決意し明治大学に入学します。
そして、劇団員募集をしていなかった東京ヴォードビルショーに無理やり入団させてもらい久本雅美さんとも出会った柴田さんでしたが、3年後には独立し、「ワハハ本舗」を立ち上げます。佐藤B作さんを尊敬していた柴田さんが、B作さんから離れていった訳は、先輩と同じ苦労をしないと同じ土俵に乗れないという、とても切実なものでした。

9月25日(水) 「テレビへの出演/久本さんとの友情」
ワハハ本舗の旗揚げ公演は大成功でしたが、二回目の公演ではお客さんが全然入りませんでした。今思えば、一回目は新劇団立ち上げの御祝儀だったのだろうと柴田さんは話します。
その後、苦労してチケットを売る日々を送っていましたが、軽井沢の公演をフジテレビの三宅プロデューサーがたまたま見てくれたことでテレビへ出演するようになります。
いくつものテレビ番組へ出るようになったころから公演への入場者は激増、人気劇団になりますが、その頃柴田さんは、自分が何をやっているのか?何をやりたいのかわらなくなりスランプに陥ります。そん時、救ってくれたのは親友、久本さんの一言でした。

9月26日(木)「公開結婚式」 
舞台が好き!舞台でバカなことができるのはとても楽しいという柴田さん、なんと、ご自身の結婚式まで劇団のイベントにしてしまっています。でもあまりに舞台が忙しくて、そのあとずっと籍を入れるのを忘れていたのだそうです。会話に困らない友人のような夫婦だと、話します。
夫と二人暮らしですが、柴田さんには愛犬も居ます。不法投棄のごみの山から助け出した3本足の晴太郎君で、とても大事にしているのだそうです。犬が来てから初めて家庭ができたと、笑ってくれました。

9月27日(金)  「今後について」 
柴田さんはテレビでよく泣いてしまいますが、あれはマジ泣きで、すぐにストーリーに入ってしまうのだそうです。映画を見ていても泣いてしまって立てない時があると話してくれました。
お酒をよく飲みます。手作りのつまみで家で飲むのが好きだけれど、最近弱くなったと柴田さんは笑います。
これからも柴田さんは芝居を続けたいそうです。テレビもいいね、今の仕事が面白いという柴田さんですが、できたらやってみたいこと、それはちょっと意外な事でした。


<柴田理恵>
1959年生まれ。富山県出身。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年、演出家の喰始氏を中心に、佐藤正宏氏や久本雅美氏ら若手団員とともにワハハ本舗を設立。劇団の中心メンバーとして舞台公演を精力的に行う。現在は舞台の他、映画やTVドラマ、バラエティ番組などでも活躍。