今日のゲストは、イラン人研究者の あれず・ふぁくれじゃはに さんでした。
6月のイラン大統領選挙で当選した保守穏健派のハッサン・ロウハニ師が3日、
最高指導者ハメネイ師の認証を受け大統領に就任しました。
これからのイラン新体制の路線について、あれずさんと一緒に考えました。
まず、あれずさんが、新大統領の就任式の中継で気になったのは、アフマディネジャド前大統領の側近だった悪名高き元検察官サイード・モルタザビーがいたこと。彼は2009年の大統領選挙の不正を訴えて逮捕された市民やジャーナリストらを留置所へ送り込み、死者を出した罪に問われ、刑務所に入ったものの、すぐに釈放された人物。一方、日本でもよく知られるハタミ元大統領はいなかった。リベラルで穏健派のハタミは、今回の選挙でロウハニ師を支持。そのハタミがいなくてモルタザビーがいるのは少し混乱したが、強硬派の旧体制への配慮があったのではないかというこでした。
また、ロウハニ新体制は、とくかく経済の建て直しに急いで着手するのではないかということでした。そのために必要なのは世界との協調。資源国イランだからこそ、各国との経済関係を模索するのではないかということでした。