終わりよければ・・・(放送終了)

出雲大社の本殿保存修理~清水建設で社寺建築一筋の技術者金久保仁さん

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今年の5月「平成の大遷宮」が行われた出雲大社。併せて行われる社殿の保存修理に
携わっている、清水建設株式会社東京支店、社寺建築・住宅部の金久保仁さんに
お越しいただきました。
1957年生まれ、清水建設入社後、30代以降は社寺建築一筋で、数々の保存修理現場の
現場管理責任者を務めてきました。大手ゼネコンでは珍しい社寺建築一筋の技術者です。
2009年~2013年の4年にわたり出雲大社の改修に従事。文化財の保存修理は、丁寧に
手解体して(金久保さん曰く「ほどく」)、部材1本1本を修理して組み立て直します。
数百年前の先人たちの技と知恵を学ぶことができます。出雲大社の改修では、
日本を代表する神社のご本殿と対面し身震いしたそうです。被災地の大船渡から
貴重な部材も届いたり、いろんな縁に支えられながら工期を完了することができました。
。今回から60年後の大遷宮の際、将来の人たちが自分たちの仕事を見たときに
恥ずかしくない仕事でありたいそうです。