毎月最初の水曜日にご登場いただくサンコンjr.さん。
今回は、ジェームズ・ブラウンの「ファンキー・ドラマー」という曲で
使われているドラムのフレーズが、
80年代後半、実にいろいろな曲で再利用されたという話題です。
ブレイクビーツとは、
「サンプラーや波形編集ソフトウェアなどを使用して
ドラム演奏のフレーズを分解し、
シーケンサーで組み立て直す音楽制作の方法」のこと。
80年代半ばにJBの編集盤「イン・ザ・ジャングル・グルーヴ」で、
このドラムのフレーズだけを抜き出したトラックに、
世界中の音楽制作者やミュージシャンが目を付けて、
自分の曲の中に「いただいちゃう」(もちろん著作権はきちんと処理した上で)
例がたくさん生まれた、というわけ。
この「ファンキー・ドラマー」は、世界で3番目に多く使われた
ブレイクビーツ、なんだそうです。
ご紹介したナンバーは...
・ファンキー・ドラマー/ジェームズ・ブラウン
・ファンキー・ドラマー(ボーナス・ビート・リプライズ)*イン・ザ・ジャングル・グルーヴ収録の元ネタ
(以下は再利用編)
・ザ・ブーミン・システム/LLクールJ
・アイム・ノット・ザ・マン・アイ・ユースト・トゥ・ビー/ファイン・ヤング・カニバルズ
・ウエイティン・フォー・ザット・デイ
(ユー・キャント・オールウエイズ・ゲット・ホワット・ユー・ウォント)/ジョージ・マイケル
・永遠の人に捧げる歌/シネイド・オコナー