5月13日(月)「 鉄棒との出会い 」
森末慎二さんは子供の頃からとにかく目立ちたがり屋で、小学校3年生の時に "目立つにはどうすればいいか" と考えて辿り着いた結論が、「ブランコで一回転すれば目立つ!」というもの。そして、試行錯誤を繰り返した結果、それは無理と分かった森末少年が次に目を付けたのが「鉄棒での大車輪」でした。
月曜日は、森末慎二さんが鉄棒と出会うまで。
5月14日(火)「 ムーンサルト中学生 」
中学生の時に砂場の鉄棒で、見よう見真似で「ムーンサルト‐月面宙返り」をキメてしまったという森末慎二さん。
体操競技の名門校である関西高校に進んで、初めて体操部に所属するのですが、鉄棒以外はまったくの未経験だったために、いろいろと苦労も多かったそうです。
火曜日は、体育会特有の理不尽な縦社会について熱く語っていただきました。
5月15日(水)「 "器用" と "不器用" の対立 」
「練習は各々の自主性に任せる」という日本体育大学の体操部で、ゆる~く過ごしていた森末慎二さん。練習中に怪我をして入院をしてしまった時にも、正直、「やった~、これで練習を休める~! バラ色の入院生活だ~!」と思っていたそうです。しかし、そんな幸せも、隣のベッドに "ある人" が入院してきたために地獄の黙示録へと一変してしまい...。
水曜日は、日本体育大学在学中のエピソードをあれやこれやと伺っています。
5月16日(木)「 オリンピックの魔物 」
1984年のロサンゼルスオリンピックの体操競技で10点満点を3回も叩き出して金メダルを獲得した森末慎二さん。
木曜日は、宿泊先で目覚めてから、得意の鉄棒の演技直前までの出来事や気持ちの変化などを振り返っていただきました。競技中は体に力が入りすぎていて、視界も狭まり、常にフワフワしているような状態だったそうです。
頭の中に当時の情景が浮かんでくるような森末さんのお話、たっぷりとご堪能ください!
5月17日(金)「 10点満点、金メダル 」
最終日は前日に引き続き、1984年のロサンゼルスオリンピックで森末慎二さんが10点満点で金メダルを獲得するまでの軌跡をお届けします。
金メダルを目前にして次々に明らかになってくるさまざまなリスクを、一つずつ、確実にクリアしていく森末慎二さん。
話もいよいよ佳境に入ってきて、思わず聞き入ってしまいました。故に、私、野村邦丸、ほとんど喋っていません(笑)
<森末慎二>
高校で本格的に体操を始め、大学入学後に頭角を現す。
1984年、ロサンゼルスオリンピックに出場し、団体 銅メダル、跳馬 銀メダル、鉄棒 金メダルを獲得。
オリジナル技「モリスエ」(後方棒上かかえ込み2回宙返り腕支持)を生み出し、世界中を魅了。
引退後はテレビ界に進出し、子供達に体操のおもしろさを伝えるための漫画の原作を手がけるなど活躍。