ブック・コンシェルジュ、ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんと、同店文芸書担当で
本屋大賞委員の小海裕美さんにお越しいただきました。
今月9日に発表になった2013年本屋大賞。今回の大賞は百田尚樹さんの
「海賊と呼ばれた男」。大賞はこの「海賊と呼ばれた男」と横山秀夫さんの
「64」との一騎打ちだったそうです。(田口さんも小海さんも「64」派
だったそうですが笑)「海賊と呼ばれた男」の主人公は石油会社の出光興産の
創業者。出光佐三がモデル。終戦直後の日本で、日本人が再び立ち上がることを
信じ、様々な困難を乗り越えて政府や世界の大手石油会社と互角に渡り合って
いく、というストーリー。震災や不況で元気のない日本人へのエールとなりました。
(上下巻と大作ですが、くにまるさんの奥さんはあまりの面白さに3日で
読んでしまったそうです)
そして小海さんのオススメ本。
「憧れの女の子/朝比奈あすか」(双葉社)
5編の短編集。表題作は、産み分けにやっきになる妻のお話。
そして田口さんのおすすめ本。
「おどろきの中国/橋爪大三郎・大澤真幸・宮台真司」(講談社)
日本を代表する社会学者3人が、日中関係を徹底討論。
ちなみに現在のジュンク堂店頭は村上春樹さんの新作で大変な騒ぎ!
小海さん曰く「本がない~(入荷するそばから売れていく)」