『音楽マスターピース』では、東日本大震災で大きな被害を受けた
岩手県大槌町にお住まいで、去年7月にメジャー・デビュー。そして、
今月6日にはセカンド・シングル「名前」をリリースされ、文化放送の
プラスチューンにも選ばれています、歌手の臼澤みさきさんに出演
していただきました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、大槌町を含む
岩手県の沿岸地域は大きな被害を受けました。そんな大槌町で生活
されていた臼澤みさきさんは、避難所生活を送る人たちのために歌に
よる慰問活動をされ、テレビの取材を受けたこともありました。そうした
さまざまな報道の中、民謡を歌う女の子として、その姿が関東地区で
放送され、それらがデビューのきっかけになったそうです。
今回は、セカンド・シングル「名前」について伺った他、臼澤みさきさんが
小学校3年生から習っているという「民謡」についてもお話し頂きました。
新曲「名前」について臼澤みさきさんに伺ったところ、「名前、それは世界に
ひとつだけの愛されしもの。人には必ず親があり、また自分自身が親になる
こともあります。愛されて生まれ育ち、また愛を注いで見守る、そんな全ての
人々の心に届く、温かいメッセージが込められています」ということでした。
また、「民謡」について伺ったところ、「小3のころ、自宅近くの『臼澤鹿子踊
保存会館伝承館』の東梅英夫会長から"アニメソングを歌っているから来て
みない"と誘われた。実際練習したのはアニメソングではなく、民謡だったが、
その雰囲気の良さが気に入って、習い始めることにした」ということでした。
ちなみに、臼澤みさきさんはぐんぐんと実力をつけられまして、2010年には
「青少年みんよう全国大会」でグランプリを受賞するまでに至りました。更に、
震災のあった2011年7月には「第25回外山節全国大会 少年少女の部」で
優勝、 同じく2011年9月には「第26回南部牛追唄全国大会年少者の部」で
最優秀賞に輝かれています。
そんな臼澤みさきさんに、今回は新曲「名前」の他、ご自身が影響を受けた
民謡「南部よしゃれ」や、「名前」のカップリング曲として収録されている民謡
「南部牛追唄」をご紹介いただきました。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.名前 / 臼澤みさき
2.民謡「南部よしゃれ」 / 唄・二代目井上成美
3.民謡「南部牛追唄」 / 臼澤みさき
以上の3曲でした。