ブック・コンシェルジュ、ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんにお越しいただきました。
先月発表になった第148回芥川賞・直木賞。田口さんからの解説を。
芥川賞→「abさんご/黒田夏子」
75歳での受賞は最年長記録更新。「生きているうちに見つけてくださって本当にありがとう」
という受賞時のコメントが話題に。前編横書き、ひらがな多用が逆に斬新!
直木賞→「何者/朝井リョウ」
こちらは23才の最年少受賞。デビュー作「桐島、部活やめるってよ」が話題に。
就活をテーマにした青春小説。今は会社員と作家の二足のわらじだそうです。
直木賞→「等伯/安部龍太郎」※田口さんの予想が当たりました!
時代小説家として執筆活動。19年前の「彷徨える帝」が直木賞候補に。
安土桃山時代の画家・長谷川等伯の生涯を描いた上下巻の大作。
そして田口さんのおすすめ本。
「閉経記/伊藤比呂美」(中央公論社)
50代半ばの女性なら切実な「閉経」をテーマにした本音エッセイ。タイトルが刺激的!