『スポーツ情熱列島』では、北海道日本ハムファイターズの
スカウトディレクター、大渕隆さんに出演して頂きました。
大渕隆さんは新潟県立十日町高校のご出身。早稲田大学野球部4年生の秋に
三塁手でベストナインに選出されると、卒業後は日本IBMに入社され、5年間に
渡って野球部に所属されました。 その後、日本IBMを退社された大渕さんは、
故郷の新潟に戻り、新潟県立西川竹園高校の体育の先生となられましたが、
「スカウティングと育成でチームを強くしていく。その為に、いいスカウトを集める」
という方針を打ち立てた日本ハム球団が、IT企業で培った高いデータ処理能力と
国内のアマチュアのみならず、アメリカやキューバの野球にも造詣が深いという
ことで大渕さんに白羽の矢を立て、2006年にスカウトして迎え入れられることに
なりました。当時は、プロ経験のない異色の経歴のスカウトということで、大きな
話題を集めました。
今回は、そんな大渕隆さんに「大谷翔平選手指名の裏側から入団に至るまでの
経緯」や「チームの育成方針」など、『北海道日本ハムのスカウト活動の舞台裏』
について色々とお話しいただきました。
ちなみに、大谷選手の気持ちを大きく動かしたキッカケになったとされる資料
「大谷翔平君 夢への道しるべ」は、大渕さんが作成されたものです。
そして、結果的に大谷選手は北海道日本ハムへの入団を決意したわけですが、
入団する意思を聞いた時は、「これからも大谷家とお付き合いできるという喜びを
感じた」と、振り返っていらっしゃいました。