『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと伊藤佳子アナウンサーが
『深大寺』を訪れた模様をお送りしました。
水木しげる先生の地元として、すっかりお馴染みになった東京・調布市、
深大寺周辺。その中心となるのが、天平五年(733年)に創建された
武蔵野の古刹「深大寺」。その周りには、神代植物公園や水生植物園
など緑豊かな環境が広がり、都民の憩いの場として親しまれています。
調布からバスで10分ちょっと、「深大寺小学校前」というバス停で下車した
ジャパン探訪一行。歴史を感じさせる小学校の佇まいに、早くも武蔵野の
風情を感じていました。
高台にあるバス停から歩いて坂を下り、西に向かってしばらく進んでいくと、
そこはもう「深大寺」の境内へとつながる道で、門前には深大寺名物である
お蕎麦屋さんの他、土産物屋さんなどがあり賑わっていました。
早速、山門をくぐった一行は、まず香炉の前で足を止めると、線香の煙を
体いっぱいに浴びていました。
そして、本堂へと向かって歩いていくと、そこには「ムクロジの木」や
「シダレカツラ」など、珍しい植物もたくさん見つけることができました。
その後、本堂をはじめ境内にある色々なお堂を巡っていると、僧侶の方に
遭遇することができたため、「深大寺」と「神代植物公園」の"じんだい"の
文字表記の違いについて伺ってみることに。
聞いたところによりますと、「もともとはお寺の名前から『深大寺村』だったが、
明治時代に周辺の村と合併した際、そのまま『深大』では吸収合併のようだ
という反発があったため、万葉集にある『神代』を充てたものらしい。戦後は
『神代』の地名も消え、現在では植物公園の名前だけに残っている」のだとか。
いろいろと教えていただいた僧侶の方と別れた一行は、まだまだ「深大寺」の
散歩を続けることになり、延命観世音菩薩や深沙堂などを見学させて頂きました。
たっぷりと境内を散策し、そろそろ疲れが見えてきたジャパン探訪一行が、
「そろそろ修行の時間かな?」なんて考えながら歩いていると、「一休庵」
というお蕎麦屋さんに声をかけられたため、立ち止まりお話を伺うことに。
お店の外から「深大寺蕎麦の歴史」などをいろいろと伺っていた一行ですが、
いよいよ寒さと空腹に耐えられなくなり、お店の中へ。
温かい店内で、極上の蕎麦茶と極上の蕎麦(もちろん熱燗も)をたっぷり味わい、
最後に蕎麦湯で締めたジャパン探訪一行は、そろそろ空も暗くなってきたため、
帰路へと就きました。
次回は、『神田方面』を訪れる予定です。お楽しみに!