文豪・芥川龍之介が主人公の漫画「澄江堂主人」(エンターブレイン))の作者、
山川直人さんにお越しいただきました。
山川さんの作品はその独特な世界観で注目されていますが、今回の作品もユニーク。
主人公芥川をはじめ、菊池寛、室生犀星、堀辰雄ら実在した文豪が登場しますが、
全員、小説家ではなく「漫画家」という設定。漫画らしい、バカバカしい設定を
ひとつ入れたかったのだそう。絵も独特です。山川さんはスクリーントーン(背景等に使う
模様のシール)を使わず全て手描きなので、個性的な雰囲気を生み出しています。
そして山川さんのオススメ本。
「生誕120年芥川龍之介/関口安義・編」(翰林書房)
去年の生誕120年を記念して刊行。芥川の読まれ方の変遷まで知ることができる。
「戦争と一人の女/近藤ようこ」(青林工藝舎)
坂口安吾の同名作品を漫画化したもの。寡作ながら大人の読者に根強い人気の著者の力作。
山川直人さんのブログ
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