『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと伊藤佳子アナウンサーが
『葛飾区・立石』を訪れた模様をお送りしました。
葛飾区役所や警察署・税務署、また「かつしかシンフォニーヒルズ」などが立ち並ぶ、
葛飾区の行政・文化の中心地「立石」。古墳時代から栄え、室町期の古文書にも
その名が登場する由緒ある土地柄です。大正期以降、工業地帯として栄えるように
なり、中でもセルロイド工場に端を発した「おもちゃ製造」は、このあたりの地場産業
として知られています。
立石に到着し、目的地へと向かって歩いていると、たまたま見つけた「乾物屋さん」に
お邪魔することに。すると、偶然にも文化放送のリスナーさんということで、店内には
「ゴールデンラジオ」が流れていました。こういう偶然の出会いも、この旅の醍醐味の
一つとなっています。
そして、いよいよ今回の目的地である「八重樫打刃物製作所 四代目宗秋」さんへ。
ちなみに今回は、かつて邦丸さんが取材でこちらを訪れたことがあり、「ぜひ再訪して
みたい!」となったため、お邪魔することになったものです。
「八重樫打刃物製作所 四代目宗秋」では、「四代目宗秋」の八重樫潤一さんと、
先代の弟=叔父さんである忠夫さんの名コンビが、伝統工芸である刃物を製作
されています。
まずは「ノミ作り」を見学させていただいたのですが、まさに職人の技と呼ぶに
ふさわしい作業でした。ちなみに、「四天王寺」のほか「成田山新勝寺大塔不動
明王」などを作ったノミも、こちらの製品だそうです。
この後、「鍛冶屋さんとしての苦労話」や「鍛冶屋さんの年末年始」など、非常に
興味深いお話を色々と伺った後、お茶の時間に。そこで、更にゆっくりとお話を
伺ってみると、「年に一回くらい、本当にデキがいいモノは売りたくないんだよ!」
なんていう裏話も聞くことができました。
その後、「鍛冶屋さんの"来し方行く末"」などを伺い、「八重樫打刃物製作所
四代目宗秋」さんを後にしました。
これにて、2012年の「くにまるジャパン探訪」は終了となります。
次回、新年第一弾は「上野動物園」を訪れる予定です。お楽しみに!