『おもしろ人間国宝』では、幻想植物研究家の弟切千隼さんに
出演していただきました。
弟切さんは日本神話や伝説に登場する幻想植物を10年以上に渡り研究され、
現在はゲーム雑誌「ロールアンドロール」で幻想植物をテーマにしたコラムを
書かれています。
そんな弟切さんによりますと、幻想植物には「実を食べると千年生きられる植物」
「食べると美人になれる植物」「食べると空を飛ぶことができる植物」などが存在
するそうです。
また、幻想植物をカテゴリー分けすると、以下のような4つに分類できるそうです。
①「飢えた人しか見えない木」といったような、『人の願望をそのまま投影したもの』
②「地獄に生える刀葉樹」という植物のような『異界の象徴』
③「世界のどこかに世界を支える木がある」という思想に基づいた 『世界樹』
④「木に鳥の雁が実る"バーナクルツリーの木"」のような 『動物と植物が混ざったもの』
このように幻想植物について色々と研究されている弟切さんですが、
中でも特に好きなモノは、静岡県浜松市の奥地にある山の斜面に、
60年に1度白い巨大な花を咲かせるとされる「キョウマルボタン」
という植物だそうです。