ゲストはミュージシャン、作詞家、プロデューサーとしてご活躍のサエキけんぞうさん。
テーマは1970年代の終わりぐらいから音楽界を席巻した「ニュー・ウェーブ」の話題。
ニューウェーブは時期的にはパンクの後に出てきたムーブメントで、「音楽の革命」という意味では両者は似通っているそうです。
肩パッドとか剃ったもみ上げとか、ユーモラスな部分もある。
音楽的に高い素養を持つ人々が、パンクをきっかけにいろんな音楽を取り入れて表現して行った。
曲は・・・
●ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/セックス・ピストルズ
この曲自体はパンクだが、この曲がニューウェーブを誘引した点で重要。
●ラジオ・スターの悲劇/バグルス
シンセサイザーサウンドの元祖とも言える曲。
MTVが出る前に映像がラジオスターを消して行くことを歌った曲。
ニューウェーブは「メディアの境目の時期」に生まれた音楽だった。
●ロクサーヌ/ポリス
最初はボサノバだったかメンバーのアイデアでタンゴに変えられた。
当時はレゲエと説明されていたという。
サエキさんが今聴くと「これはタンゴですよ」とのこと。
話題が尽きないサエキけんぞうさん。次回はフレンチ・ポップでも語りたいとのこと。