『音楽マスターピース』では、きのう「琴が奏でるおめでたい調べ 決定盤」を
リリースされたばかりの琴の演奏家、杉浦充さんに出演していただきました。
杉浦充さんは、1969年のお生まれ。一般に「琴」と呼ばれる日本の伝統楽器
「箏・二十絃」の演奏家でいらっしゃいます。6歳からお父様の杉浦峰絃さんに
「箏」の手ほどきを受け、その後もさまざまなお師匠様に師事された杉浦さんは、
数々の受賞経験もお持ちです。また、これまでにカナダやヨーロッパ各国での
演奏経験をお持ちの杉浦充さんは、1997年からはソロでの活動を開始され、
名古屋、豊橋のライブハウスで活動を始められました。自作自演によるソロ・
ユニット「独箏ひとりごと」の活動を軸に、様々な邦楽ユニットのメンバーとして
全国各地、世界各国での公演を 重ねています。
そんな杉浦充さんが昨日リリースされたアルバム「琴が奏でるおめでたい調べ
決定盤」には、「春の海」や「さくら」といった日本を代表する「おめでたい曲」が
収録されていますが、その中の何曲かは古典箏曲の一部を用いて収録して
いるものの、忠実に元々ある曲を独りで再現し収録するのではなく、「お正月」の
持つひたすら清浄で平和なひとときにふさわしい雰囲気を演出したいと願いつつ
工夫して演奏されたそうです。
杉浦さんによりますと、「おとそやおせちを楽しみながらご家族、ご友人との団らん
・・・その後ろで、このCDが日本人が一番日本人でいられる一時の一助になれば」
と、おっしゃっていました。
今回は、そのアルバム「琴が奏でるおめでたい調べ 決定盤」の中から、生演奏も
含めて、3曲をご紹介いただきました。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.春の海 / 杉浦充
2.さくら / 杉浦充(生演奏)
3.お正月 / 杉浦充
以上の3曲でした。