日本で焼畑農法を続けている農家はただ1軒だけ。今日はその焼畑農家の名物おばあちゃん、
88歳の椎葉クニ子さんに、宮崎県椎葉村からお電話でご登場いただきました。
大正13年、宮崎県椎葉の里で生まれたクニ子さん、22才でご主人と結婚してからは
66年間、一度も休むことなく焼畑を続けています。息子さん夫婦が、おばあちゃん家の隣で
民宿「焼畑」を営んでいます。
大規模開発による略奪的な焼畑ではなく、地道で丁寧な作業の、椎葉さん家の焼畑農法。
年度により、採れる作物も決まっています。木を伐採することにより、木が命を次につなげるため
眠っていた芽を出して育つなど、森はずっと循環を続けるのです。
本当に溌剌とした明るいおばあちゃんでした。いつまでも健やかにお元気で!