終わりよければ・・・(放送終了)

11月26日~11月30日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、女優の赤木春恵さん

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11月26日(月) 「女優になるキッカケは・・・」
今週のゲストは女優の赤木春恵さん。
満州で生まれた赤木春恵さん。女優になるキッカケは「自立したかったから」。
それ以外にも、花嫁修業が嫌だとか、結婚したくなかったとか色々と理由があったのですが...。
そう考えていた頃、お兄様が映画の助監督を務める現場に遊びに行った時、監督から「女優になってみない?」の一言に『しめた!』と言わんばかりに女優の世界へと飛び込んでいきます。

11月27日(火) 「心友・森光子」
先日、お亡くなりになった森光子さんと深い親交があった赤木春恵さん。
ふたりが出会ったのは、戦時中、兵舎へと慰問に向かうトラックの中だったそうです。
最初は目配せする程度だったらしいのですが、終戦後、死んだと聞かされていた森光子さんと再会した事から、以後、70年にも続く親交を深めていきます。
森光子さんとの出会いや思い出についてお話いただきました。

11月28日(水) 「女優・赤木春恵」
「細腕繁盛記」や「渡る世間は鬼ばかり」など、意地の悪い役を演じるイメージがどこかにある赤木春恵さん。最初は何とも思っていなかったようですが、視聴者からの反応や、自分とはまったく違うイメージが刷り込まれるとあって嫌だったそうです。
ところが、番組を見ていたNHKのプロデューサーが赤木さんにホレ込み、ドラマ「藍より青く」のキャストに抜擢されます。さすがにこの時は、今まで演じてきた役に関して愛おしく感じたそうです。

11月29日(木) 「橋田壽賀子さんとの出会い」
「渡る世間は鬼ばかり」のお母さん役でお馴染みの赤木春恵さん。
実は、脚本家の橋田 壽賀子さんとの出会いはなんと、森光子さんの「放浪紀」だったんだそうです。「不思議な縁だよねぇ...」と、改めて振り返る赤木さんに、橋田壽賀子さんとの出会い、エピソードについてお話をお聴きしました。

11月30日(金) 「元気な赤木春恵さん」
今年3月に米寿を迎えた赤木春恵さん。
お医者さんからも、骨密度は20代と代わらないと太鼓判を押されるそうです。
また、現在撮影中で、来年公開となる映画「ペコロスの母に会いに行きます」に赤木さん出演しているのですが、出演するまでのエピソードは赤木さんの人の良さが伝わってきます。
最終日の今日は赤木春恵さんの健康の秘訣と映画についてお聴きしました。


<赤木春恵>
1924年生まれ。1940年に松竹にニューフェースとして入社し俳優活動を開始。
その後、大映、東映に所属し、1959年からは森繁久彌の自由劇団に参加しフリーとなる。
現在、数少ない大正生まれの現役女優として、映画、テレビ、舞台などで、押しも押されもせぬ
大ベテラン女優として活躍。