『音楽マスターピース』では、サンパウロの新世代音楽シーンを代表する
女性歌手のトゥリッパ・ルイスさん、そしてこの番組には2度目のご出演
となります大洋レコードの伊藤亮介さんに出演していただきました。
トゥリッパ・ルイスさんは、ブラジル・サンパウロの新世代音楽シーンを代表する
女性歌手で作曲家、そしてイラストレーターでもあります。1978年生まれの33歳。
お父さんは、ブラジルのロックの「レジェンド」イタマール・アスンサゥンのバンドの
ギタリスト、ルイス・シャガスさん。トゥリッパさんは、お父さんの参加した音源を聴き
ながら幼少期を過ごされます。ギターを習い始めた弟のグスタヴォさんと同じように
ヴォイス・トレーニングを開始し、22歳の時、大学で再びサンパウロへ。
そこでサンパウロ新世代音楽シーンのキーマンと言われ、現在まで活動をともにする
ドゥドゥ・ツダさんと知り合い、そして現在までトゥリッパさんを支える弟のグスタヴォさん
と活動を開始します。そして、2010年に発表したファーストアルバム『エフェメイラ』が
「ローリング・ストーン誌」ブラジル版のベスト・ディスク2010のナンバーワンに選ばれる
一方「サッカー・ゲームFIFA2011」のサウンドトラックには、このアルバムのタイトル曲が
採用されています。
そして、今年8月末にリリースされた新作『トゥド・タント』は、ブラジル音楽界のそうそうたる
面々を迎え、さらに磨かれた楽曲と濃密な音楽エッセンスを詰め込んだアルバムとして、
すでにブラジル中で話題となっています。
今回は、そんなトゥリッパ・ルイスさんと伊藤亮介さんに『サンパウロの新世代音楽シーン』
などについてお話し頂きました。
伊藤さんによりますと、「"ノヴォス・コンポジトーレス"というジャズなどの素養があるミュージ
シャンやシンガー・ソングライターを中心にしたサンパウロのムーブメントがある。一方では、
最新流行のクラブや、レコーディング・スタジオを舞台に、もう一つの新世代音楽のムーブ
メントがサンパウロに存在している。トゥリッパ・ルイスはその代表的な一人である」という
ことでした。
☆「トゥリッパ・ルイスさん」出演ライブ情報
『トゥリッパ・ルイス ジャパン・ツアー2012』が開催されます。
詳しくはコチラをご覧ください。
※ ライブに関するお問い合わせは「ラティーナ」 03-5768-5588まで。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.メモリア・フォーラ・ヂ・オーラ(記憶から欠落している時間) / トゥリッパ・ルイス
2.ドイス・カフェス(二杯のコーヒー) / トゥリッパ・ルイス
3.クアンド・エウ・アシャール(私が見つけたとき) / トゥリッパ・ルイス(生演奏)
以上の3曲でした。