終わりよければ・・・(放送終了)

『ジャズで聴く日本の秋の抒情歌』

『音楽マスターピース』では、ジャズ評論家の青木和富さんに

出演していただきました。

 

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これまで季節季節のジャズの名曲をご紹介いただいている青木和富さんに、

今回は『ジャズで聴く日本の秋の抒情歌」というテーマでお話しいただきました。

 

まず、最初にご紹介いただいたのは、来週の水曜日10月17日発売となる

矢野沙織さんのアルバム『アンサー』より「ウィスキーはお好きでしょう」。

ゲストミュージシャンとして、世界的JAZZトランペッター日野皓正さんが参加

しており、お馴染みの曲ながらも、矢野さんがJAZZアレンジで吹くことにより、

より大人の音楽へと変わり、矢野さんの"聴かせるSAX"を存分に味わえる曲

となっているそうです。

 

2曲目は2009年6月に発売された、ジャズ・ピアニストの岸ミツアキさんの

アルバム『ジャズ抒情歌』より「ちいさい秋みつけた」。『ジャズ抒情歌』は、

日本人の心の琴線に響く童謡、唱歌を集め、原曲の味わいを損なわずに

ジャズ・スタンダードとしてアレンジ、本場のジャズ・ミュージシャンとの共演

で録音した意欲作となっているそうです。


3曲目はヨーロピアン・ジャズ・トリオ(EJT)のアルバム『ジャパネスク』より

「秋桜」。こちらのアルバムは、2009年に結成20年を迎えたEJTによる

日本の名曲集で、「赤とんぼ」から定番「いとしのエリー」「千の風になって」

まで幅広く選曲。また、一作ごとにわかりやすいコンセプトをもって制作される

ヨーロピアン・ジャズ・トリオのアルバム群にあっても、とりわけ珍しい邦楽の

カバー集となっているそうです。

 

そして、最後にご紹介いただいたのは、noonというアーティストのアルバム

『ホームカミング』に収録されている「見上げてごらん夜の星を」。やさしくって、

なんだかせつない。子どもの頃見た夕暮れの風景のような感じの曲になって

おり、オーガニックなジャズ・ヴォーカリストnoonさんが70年代の海外フォーク・

ソングを中心にやさしい歌声で綴った話題作となっているそうです。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.ウィスキーがお好きでしょう / 矢野沙織

2.小さい秋みつけた / 岸ミツアキ

3.秋桜 / ヨーロピアン・ジャズ・トリオ

4.見上げてごらん夜の星を / noon

以上の4曲でした。