終わりよければ・・・(放送終了)

"ヒップホップ×フリージャズ"デュオの『志人・スガダイロー』が登場!

『音楽マスターピース』では、8月2日にコラボ作品「詩種(うたたね)」を

リリースされた、詩人で歌い手の志人(シビット)さんと、ピアニストの

スガダイローさんに出演していただきました。

 

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志人さんはヒップホップクルー「降神(おりがみ)」のMCで、澱みなくあふれ出る

言葉で森羅万象を描き出し、聴く人たちを詩の世界に誘うとして、多くの芸術家、

音楽家、クリエイターから注目を集めています。 また、従来のHIP HOPには

なかった日本語表現の新たな方向性を示していると、高い評価を得る気鋭の

アーティストです。世界の様々な国からの取材やインタビューを受けており、

海の向こう側まで伝わる言葉を届けています。 

 

一方のスガダイローさんは、鎌倉生まれ。アメリカのバークリー音楽大学など

でも学んだジャズピアニストで、その圧倒的な技巧に裏打ちされた「爆発的

かつ理知的な」演奏は高く評価されています。

 

そんなお二人が出会ったのは、2010年の秋のこと。スガダイローさんが7組の

アーティストと即興ライブを繰り広げた「七夜連続七番勝負」をきっかけにコラボが

始まり、HIPHOPやジャズといったジャンルを超えて、新しい世界を描き出すユニット

「志人・スガダイロー」として活動することになったそうです。

 

そして、今年8月に独自の言語センスを持つ志人さんと、フリーフォームなピアノの

演奏スタイルが魅力のスガダイローさんが、共同でサウンドプロデュースを行った

アルバム「詩種」をリリースされました。お二人によりますと、「今回のアルバムは、

スピード感あふれる志人さんの「リリック」と、スガダイローさんのピアノによる楽曲が

収録されており、山の雄大さや川のせせらぎ、鳥のさえずりなど、日本古来の自然を

感じさせる要素が織り込まれ、日本的な音の世界に仕上がっている。物語性の高い

トラックが全14曲収録されている。また、特殊仕様による29面体構造のパッケージも

「作品」として味わってほしい」ということでした。

 

また、作家の岡部えつさんは、この作品の「推薦文」の中で「一枚の音楽メディアであり、

一冊の書物であり、またひとつのペーパーアートでもあるこの2,500円の代物を、わたしは

密かに『檜原村叙事詩』と呼んで愛でている。 なぜならば、多くの韻律を孕んだ濃密な

言葉群によって語られる諧謔と教訓と皮肉に満ちたこの物語は、白猿という魅力的な

キャラクターの英雄譚であり、また獣に姿を借りた土着の神々の神話であるからだ」と、

評しているそうです。

 

今回は、そんなコラボ作品「詩種」の中から、以下の3曲を紹介して頂きました。

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.珠算遊戯 / 志人・スガダイロー

2.白猿と赤鼻天狗 伍 / 志人・スガダイロー

3.ニルヴァーナ / 志人・スガダイロー

以上の3曲でした。


 

☆「志人・スガダイロー」ライブのお知らせ

 詳しくはホームページ等に近日アップ予定ですので、

 そちらをご覧ください。