『おもしろ人間国宝』では、大衆食堂研究家の遠藤哲夫さんに
出演して頂きました。
遠藤哲夫さんが最初に大衆食堂を訪れたのは、約50年前のこと。
故郷である新潟県から上京してきた遠藤さんは、新宿西口にあった
「つるかめ食堂」でぜんまい煮を食べた時に故郷を思い出したそうで、
以降、大衆食堂に通いつめるようになったそうです。
ちなみに、遠藤さんが大衆食堂を気に入っている点としては、「落ち
着く場所」「昭和の雰囲気が残っている(猥雑な部分が残っている)」
「家族の雰囲気がある」「ビジネス化されていない」「知らない客と
話せる空間」などが挙げられるそうです。
そんな遠藤さんがここ最近、頻繁に通われている大衆食堂は、十条
銀座商店街を入ってすぐのところにあり、昭和30年代の大衆食堂の
雰囲気をそのまま残しているという「天将」と、鶯谷の北側改札を出た
ところにあり、カウンターに座った頭の位置の棚に、ズラリとバットに
入ったおかずが並ぶ景色が、まさに昔ながらの大衆食堂だという
「信濃路」などだそうです。