「エキゾチック・ジャポン」恒例、サラーム海上さんのエキゾ料理。
今日は"白インゲン豆をトマトで煮込んだ料理「クル・ファスリエ」"です。
「クル・ファスリエ」はトルコ語で「クル」は乾燥、「ファスリエ」は豆という意味。
トルコの国民食で、おふくろの味ともいわれる。
子供からお年寄りまで、みんな大好き。
「ロカンタ料理の定番」ということですが、ロカンタとは「トルコの大衆食堂」のこと。
●煮込み料理が中心。
●通りに面したガラス越しに、色々な煮込み料理が、多ければ20種類以上も
置かれている。
●どの料理も色鮮やか。
日本のデパ地下のお菓子屋さんに負けないほど美しい。
●お客は好きな料理をガラス越しに指させばいい。
レシピは・・・
《材料》
○乾燥白インゲン豆
○羊肉(ジンギスカン用のスライスでOK)
○玉ねぎ
○にんにく
○トマトペースト
○バターまたはマーガリン
○プルビベール
(トルコ料理に使う塩漬けの赤唐辛子フレークのこと。
カイエンヌペッパーでも代用できます)
○塩
《作り方》
▽乾燥インゲン豆は一旦洗ってから、たっぷりの水に漬け、一晩おきます。
▽もどしたインゲン豆を漬けおいた水と一緒に底の厚い鍋に入れ、
一口大に切った羊肉を入れ、フタをして中火にかけ、
アクが出てきたら丁寧にすくい取りながら、1時間半ほど煮込みます。
▽フライパンにバターまたはマーガリンを熱し、ニンニクと玉ねぎを入れ、
しんなりするまで炒めたらトマトペースト、
プルビベールまたはカイエンヌペッパーを加え、よく混ぜ合わせます。
▽それを先ほどインゲン豆と羊肉を煮込んだ鍋に加え、
よく混ぜてから塩胡椒で調味し、豆が柔らかくなるまで煮込みます。
▽お好みでブルビベールまたはカイエンヌペッパーをかけて、
パンですくっていただきます。
※なお、圧力鍋を使うとかなり時間を短縮して作れるそうです。
今日ご紹介いただいた音楽は、タラフ・ド・ハイドゥークス&コチャニ・オーケスターで
「俺はジゴロ」という曲でした。